新生ミランが移籍市場で早くも“初黒星” シャルケDF争奪戦、アーセナルと合意報道

ボスニア・ヘルツェゴビナ代表DFコラシナクを狙うも、アーセナルと合意か

 ACミランは中国人投資家グループへの売却手続きが完了した。シルビオ・ベルルスコーニ会長の体制では累積赤字で十分な補強費をここ数年投じられなかったが、来季への補強資金をチャイナマネーで充当した新生ミランは移籍市場で早くも“初黒星”を喫してしまったようだ。

 獲得オファーを出していたシャルケのボスニア・ヘルツェゴビナ代表DFセアド・コラシナクの争奪戦に敗れ、アーセナル移籍が決まったと英地元紙「デイリー・メール」などが報じている。

 23歳の左サイドバックは今季限りで契約満了となるために、移籍金ゼロで獲得可能だった。チャイナミランはエバートン、アーセナルとともに争奪戦を展開していたが、アーセナルが獲得で合意に達したという。

 コラシナクは今季シャルケで3得点7アシストと活躍。アーセナルではスペイン代表DFナチョ・モンレアルに代わるレギュラーとして期待されている。

 一方、ミランは生え抜きのイタリア代表DFマッティア・デ・シリオが今季限りでイタリア王者ユベントスに移籍することが濃厚視されている。コラシナクの補強に成功すれば、デ・シリオ移籍時の痛手を軽減できたはずだが、チャイナミランにとっては痛恨の“初黒星”となりそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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