伝説のFWインザーギが「ミラン背番号9」の後継者2人を指名 名門復活を託された選手とは

「二人はいいね。しっかりした男だ」

 「私は今、インモービレとベロッティが好きだ。僕の弟のシモーネはどうあってもラツィオにチーロを引き止めたいと願っているけどね。ベロッティのゴールへの熱望が好きだ。彼は常にトリノのユニフォームに敬意を払い、すべてを尽くしている。二人はいいね。しっかりした男だ。若手の手本にもなる」

 現在3部のベネチアを率いるインザーギ氏はこう語った。トリノのイタリア代表FWアンドレア・ベロッティは今季得点ランク首位の23ゴールと活躍。アーセナル、マンチェスター・シティ、チェルシーなど名門への移籍話が浮上している。

 一方、ラツィオのイタリア代表FWチーロ・インモービレは18ゴールと奮闘。13年シーズンにトリノでセリエA得点王となり、ドルトムントに鳴り物入りで移籍すると、日本代表FW香川真司の同僚となったストライカーはポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキの後継者として期待されたが、ブンデスの水が合わず。ドイツ語も全く理解できないままチームを去り、補強上手なドルトムントの歴史に残る失敗例となってしまった。

 中国起業への身売りが二転三転しているミラン。スーペル・ピッポが後継者に推薦するインモービレ、ベロッティをチャイナマネーで獲得し、輝ける9番を旗頭に復権への道を歩めるだろうか。

▲インザーギ氏が9番候補に挙げたベロッティ(左)とインモービレ(右)

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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