オーバメヤンの“マスク問題”をドルトムント監督も非難 「明らかな利益相反行為だ」

試合直後はパフォーマンスを擁護したトゥヘル監督だが、事態が明るみになると一転批判

 ドルトムントのガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンは、1日のシャルケ戦で先制ゴールを決めると、お馴染みの“マスクパフォーマンス”を披露した。イエローカードを受けたセレブレーションは賛否両論を呼んだが、これがオーバメヤンとスポンサー契約を結んでいた企業のプロモーションだったことが発覚すると、試合直後に擁護していたトーマス・トゥヘル監督も一転批判している。地元紙「ルール・ナハリヒテン」が報じた。

 0-0で迎えた後半8分、オーバメヤンはゴールを決めた。ドリブルで中央突破したMFウスマン・デンベレのスルーパスに抜け出したMF香川真司は、GKと1対1の場面で横パスを選択。フリーのオーバメヤンが無人のゴールへ楽々蹴り込んだ。

 歓喜の韋駄天ストライカーはマスクを被り、アシストを受けた香川らチームメートとともに大一番でのゴールを祝福した。これまではスパイダーマン、バットマンなど人気キャラクターのものを着用してきたが、今回はプロモーションだった。

 オーバメヤンは1カ月ほど前に、自身のインスタグラム上に「マスクを被ったフィニッシャー(THE MASKED FINISHER)」として登場するナイキ社のプロモーションムービーを公開。ここで登場したマスクだった。

 1-1で終わった試合直後にトゥヘル監督は、「私は彼のセレブレーションが傲慢だとは思っていない。少し配慮を欠いて、警告を受けるようなことがあってもね。ダービーでは、特別なセレブレーションもその一部だ。シャルケに対するものでもなく、オーバがファンと一緒に楽しむためだけにやったことだ」と完全に擁護していた。

 

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