ヴァーディを英代表にまで導いたレスター監督の情熱 自信を失い引退も考えた過去とは

“問題児”を支えた周囲の手厚いサポート

 必死の説得によって、ヴァーディの考えを変えることに成功したという。シェイクスピア監督は「ありがたいことに彼はイビサに行かなかった。彼は正しい決断をしたと思っている」と語っている。

 ヴァーディにはプレミアリーグでプレーするようになってからは酒の量が増え、二日酔いの状態で練習に来て、クビ寸前になったこともあるというエピソードもある。この時はレスターのアイヤワット・スリヴァッダナプラバ副会長に叱責されて更生していた。昨季はカジノで、日本人に対する人種差別発言が問題となるなど時折問題児としての一面が顔を覗かせているだけに、周囲からの手厚いサポートがなければ、一流選手にステップアップを遂げることはできなかったのかもしれない。

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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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