久保先発も不発で後半26分に交代 ヘントがプレーオフ初戦ブリュージュに2-1勝利で白星発進

試合は序盤から激しい肉弾戦、久保は2トップの一角でプレー

 日本代表FW久保裕也が所属のヘントは、現地時間2日に開幕したベルギーリーグの優勝を決めるプレーオフ初戦で、クラブ・ブリュージュを2-1で下して白星スタートを飾った。スタメン出場の久保は、チームが退場者を出したこともあり後半26分にベンチに退いた。

 リーグの上位6チームによるホーム&アウェーのリーグ戦でベルギーリーグの優勝は決まる。ヘントは4位でプレーオフに進み、2位で進出したブリュージュをホームに迎え撃ったゲームは、序盤から激しい肉弾戦が繰り広げられ、流血する選手やピッチに倒れ込む選手が続出した。

 特にブリュージュはキックオフから恐ろしいまでのハイプレスを敢行し、ヘントに攻撃を組み立てさせなかった。そのなかで前半8分、ブリュージュは右サイドからのクロスをFWウェズレイがヘディングシュート。ゴールポストに当たったボールを自ら蹴り込み、ブリュージュが先制に成功した。2トップの一角で先発した久保はたびたび中盤に降りてボールを引き出そうとしたが、ヘントに攻撃の形は生まれなかった。

 しかし、前半の半ばになり飛ばし過ぎたブリュージュのプレスが鈍くなり始めるとヘントがペースを取り返した。そして同25分、右サイドを破るとクロスに対して中央のターゲットになった久保に相手マーカー2人が引き付けられた。その背後に流れたボールにフリーで入り込んだFWモーゼス・ダディ・シモンがボレーシュートを流し込んで同点に追いついた。さらにヘントは、前半アディショナルタイムに相手ハンドで得たPKをシモンが蹴り込み、2-1と逆転に成功して前半を終えた。

 

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