バイエルン伊藤洋輝の実戦復帰が間近に、ポジション争いに現地注目

　ドイツ1部バイエルン・ミュンヘンのDF伊藤洋輝は中足骨骨折からの復帰が近づいている。すでにボールを使ったトレーニングに合流している伊藤について、ドイツ紙「ビルト」も今月中のデビューに向けて「重要なステップを踏んでいる」と報じた。

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　今夏にシュツットガルトからバイエルンへの移籍を果たした伊藤だが、7月末のテストマッチで負傷。中足骨の骨折で長期離脱となった。リハビリを経て、先月にはランニングなどの軽めのメニューをこなせるようになり、実戦復帰に近づいていた。

　10月11日付けのビルト紙によれば、伊藤はすでにボールを使った個人練習を行っており「復帰に向けて重要なステップを踏んでいる」という。

　バイエルンは代表ウィーク明けの10月19日にリーグ戦で昨季2位のシュツットガルト、その4日後にUEFAチャンピオンズリーグのFCバルセロナ戦と強豪との連戦が控えている。伊藤はこの2試合にはまだ間に合わなそうだが、今月中の復帰については「可能性が十分にある」と伝えられている。

　また、ビルト紙は「この新しい背番号21（伊藤）の復帰は大きな喜びだが、彼の同僚にとっては危険なものになるかもしれない」と報じていた。

　昨季シュツットガルトの躍進に貢献した伊藤の評価は非常に高いようだ。復帰によってポジションを奪われる可能性がある選手5人がピックアップされ、「伊藤の復帰によってこのバイエルンのスターたちは震えるに違いない」と特集されていた。名前が挙がっているのは韓国代表DFキム・ミンジェ、イングランド代表DFエリック・ダイアー、フランス代表DFダヨ・ウパメカノ、カナダ代表DFアルフォンソ・デイビス、そしてポルトガル代表DFラファエル・ゲレイロだった。

　センターバックと左サイドバックでプレーできる伊藤の復帰はバイエルンのポジション争いにどのような影響を及ぼすのか注目だ。