恋人へ暴行容疑で逮捕&女性連れ込みで英代表追放 22歳“問題児”FWがジャマイカ代表に変更へ

昨季はヘタフェでプレーしたメイソン・グリーンウッド【写真:Getty Images】
昨季はヘタフェでプレーしたメイソン・グリーンウッド【写真:Getty Images】

FWメイソン・グリーンウッドは新天地マルセイユで“大暴れ”スタート

 イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドで将来を嘱望されていたイングランド代表FWメイソン・グリーンウッドが、ジャマイカ代表への代表チーム変更を検討しているようだ。英紙「サン」が報じている。

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 現在、22歳のグリーンウッドは、ユナイテッドに所属していた2022年1月に恋人に対する強姦や暴行の疑いで逮捕されクラブでの活動が停止となった。その後、起訴は取り下げられたが、ユナイテッドは同クラブでのプレー続行は不可能と判断し、2023年にはスペイン1部ヘタフェへレンタル移籍で放出された。そして、今夏の移籍市場でフランス1部マルセイユへと完全移籍している。

 英国外でキャリアの再出発を図っているグリーンウッドだが、代表活動についても新天地を求める可能性があるようだ。2020年8月に行われたアイスランド戦でイングランド代表デビューを果たしたグリーンウッドは、その後にマンチェスター・シティのFWフィル・フォーデンとともに、チームホテルに女性を連れ込んだことでチームから追放されていた。フォーデンは代表に復帰していたが、グリーンウッドは上記の問題もあってキャップ数は1のままとなっている。

「サン」によれば「イングランドサッカー協会(FA)は、ジャマイカサッカー連盟からグリーンウッドの代表チーム変更に関する正式なリクエストを受け取っており、すでに手続きは開始されている」という。また、「グリーンウッドはFAから正式な処分を一度も受けていないが、サウスゲート監督は彼を選出しなかった。22歳は倫理的な問題だけでなく、ユナイテッドで約18か月にわたって試合も、練習もしていなかったため、選択肢になりえなかった。昨シーズン、ヘタフェでのパフォーマンスが上がってきてからも、サウスゲート監督は彼を選択することがEUROへ向けた弊害になる可能性を指摘していた」と、伝えている。

 現在、ジャマイカ代表監督は元イングランド代表監督でもあるスティーブ・マクラーレン氏が務めている。昨年2月に訴訟が取り下げられた際、ジャマイカは初めてグリーンウッドの代表チーム変更へ向けて動いたが、この時はグリーンウッドがイングランド代表への復帰を目指して断ったとされている。しかし、マクラーレン監督の就任により、ジャマイカは再びグリーンウッドへの関心を強め、今回は説得に成功したとみられているようだ。

 記事では「FAはジャマイカサッカー連盟に書類を渡しており、彼らはFIFAに対して代表チーム変更の申請を提出して了承を得る予定だ」とし、「FIFAのルールは、彼がイングランド代表としてプレーしていても、代表チーム変更を許している。規則では、21歳までに3試合以下のプレーに留まっていれば代表チーム変更を認めている」と、ジャマイカ代表への変更が可能であるとしている。

 マルセイユでは開幕戦のブレスト戦(5-1)で2ゴール2アシストの活躍を見せたグリーンウッド。彼の代表変更についてFAはコメントを拒否したというが、2026年の北中米W杯出場を目指すジャマイカ代表としてプレーすることになるのだろうか。

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