清武が1715日ぶりJ1復帰もC大阪“開幕3戦未勝利” 札幌との昇格組対決は1-1の痛み分け

2度の決定機を決めきれずほろ苦い復帰戦に…

 今季セレッソ大阪に復帰した日本代表MF清武弘嗣が、11日に行われたJ1第3節の敵地北海道コンサドーレ札幌戦で1715日ぶりにJリーグのピッチに立った。出場機会に恵まれなかったセビージャから復帰を果たした清武は、キレのある動きを見せたものの、2度の決定機を決めきれないなどほろ苦い復帰戦となった。試合も1-1のドローに終わり、C大阪は開幕から3戦未勝利となった。

 C大阪は前半13分にMFソウザのFKからDFマテイ・ヨニッチのヘディングシュートで先制。同23分には札幌MF兵藤慎剛がゴール前で決定的なチャンスを迎え、右足でシュートを放ったが、ここはC大阪の日本代表MF山口蛍がGK丹野研太の背後をカバーする好守を見せてピンチを救った。

 同44分には清武にビッグチャンスが到来。DF丸橋祐介のクロスに対してファーサイドに走り込み、フリーでヘディングシュートを放ったが、これはGKク・ソンユンの正面を突いてしまい、惜しくもゴールはならなかった。

 追加点を奪えないC大阪に対し、開幕2連敗の札幌が意地を見せる。後半28分、途中出場のFW内村圭宏が左サイドからクロスを上げると、これをエースのFW都倉賢が頭で豪快に押し込んだ。

 同36分には山口が札幌のDFライン背後へ浮き球のパスを通すと、オフサイドラインをギリギリで飛び出したのは清武。体を投げ出してゴールの至近距離からシュートしたが、ゴール上へ大きく外れてしまった。

 終盤はホームの札幌が猛攻を仕掛け、C大阪が耐える時間が長く続いたが、1-1のまま終了のホイッスルを迎えた。ともに今季初勝利を狙った昇格組同士の対戦は、勝ち点1を分け合う結果となった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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