南野拓実が明かしたリバプールからオファーの“真実” CL活躍後に即接触「2週間後くらい」
モナコで活躍を遂げ、来季のCL出場権を獲得
フランス1部モナコに所属する日本代表MF南野拓実が6月29日に都内でトークショーを行った。2022年までイングランド1部リバプールに所属していた南野は今年29歳になるが、再び世界有数のメガ・クラブへ移籍することにも「チャンスがあれば」と、前向きに語っている。
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南野は2015年にオーストリア1部ザルツブルクへ移籍。2019-20シーズンにはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のリバプール戦で1得点1アシストの活躍を見せ、世界的な超名門からオファーを受けた。トークショーで「その移籍は、あの試合がきっかけで決まった」と振り返った南野は「CLでプレーする、そのために海外に移籍したところもあった。あのCLは自分にとって初めてだったし、特別な試合でした。ああいうビッグクラブを相手にプレーして、そこで活躍したらトップチームに行けると、身をもって体験した」と、振り返った。
リバプールの動きは早かったという。「代理人からの連絡をもらいましたが、あの試合の2週間後くらいだったと思います」と、オファーを受けた時期についても明かした。リバプールではリーグ戦を戦うレギュラーにはなりきれなかったが、カップ戦では2つの国内タイトル獲得に大きく貢献。「タイトル獲得に貢献できたことは、今でもすごく誇らしいこと。そのうえで選手として、もう一度チームの中心選手としてCLに挑戦したいという気持ちで、ASモナコへの移籍を決めた」と、モナコへの移籍した当時を振り返った。
モナコでは1年目こそ苦しんだが、2年目となった昨季は公式戦31試合で9得点6アシストと大活躍を見せ、クラブのMVPにも選出された。再びビッグクラブやプレミアリーグへの移籍も噂される立場となったが、「チャンスがあれば」と再挑戦の可能性について語り、「本当に半年後、自分がどこでプレーしているかわからないのがサッカー界なので。自分に魅力的なオファーがあればと思いますけど」と前置きしたうえで、「今は100%モナコで今年のCLに挑むというのが自分の考えです」と、自身のキャリアを大きく動かしたCL再挑戦に目を輝かせた。
(河合 拓 / Taku Kawai)