「意外と緊張しいで不安症」 日本代表10番がビッグマウスに本音「強い堂安律でいられない」
堂安が自身のメンタル面を明かす「不安を払拭するには練習するしかない」
日本代表MF堂安律は6月28日、都内で行われた「PUMA FASTER INNOVATION LAB」のイベントに登壇した。“ビッグマウス”の印象も強い堂安だが、「こう見えて、意外と緊張しいで、不安症」と明かし、強気な姿勢を貫いていることに対して「そうでないと強い堂安律でいられない」と語っている。
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「PUMA FASTER INNOVATION LAB」では、スピードを追求したサッカースパイク「ULTRA」シリーズの最新モデル「ULTRA 5 ULTIMATE」、「ULTRA 5 CARBON」を新たに発売することを発表した。イベントにはさまざまなアスリートが参加したなか、サッカー選手からは堂安とFW福田師王が登壇し、新商品に関するトークセッションを行った。
イベント中に同じく登壇していた城西大学男子駅伝部の桜井優我選手から、大舞台に臨むうえでの心持ちについて質問された際、堂安は「こう見えて、意外と緊張しいで、不安症なんですけど」と明かし、「その不安を払拭するには練習するしかない。練習中は不安でもいいと思っている。ただ、試合前は根拠のない自信といいますか、なぜだか知らないけれど、俺が一番上手い、と思ってピッチに入っている」と答えた。
“ビッグマウス”の印象も強い堂安だが、MCを務めた元北朝鮮代表FW鄭大世氏も「不安症なのは意外ですね」と語りかけると、「そうなんですよね。言われたことはないんですけど。演じている自分もいますが、そうでないと強い堂安律でいられないので」と、本音を覗かせていた。
前日には2026北中米ワールドカップ(W杯)のアジア最終予選の組み分けが発表され、日本はカタールW杯にも出場したサウジアラビア、オーストラリアが集うグループCに入った。厳しい戦いが予想されるなか、背番号「10」として臨む堂安は「もちろんタフなグループに入ったという感想は持ちながらも、そうこなくっちゃ、という強い意志も持っている」と、変わらぬ強気な姿勢を示した。
(城福達也 / Tatsuya Jofuku)