守田英正が見た森保Jの新オプション“3バック”2つの課題点とは?「律は結構自制してくれた」
守田はミャンマー戦を振り返って課題を指摘
森保一監督率いる日本代表は6月9日、広島市内で北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選シリア戦に向けた練習を冒頭15分公開。前日8日の練習では途中から別メニュー調整となったMF久保建英、MF長友佑都も公開部分では合流した。ミャンマー戦(6日/5-0)では新たなオプションとなる3バックに挑戦したなかで、MF守田英正は課題を挙げた。
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「(ミャンマー戦では)あんまりノッキングすることなく複数得点取れましたし、全体的に見たらそういういい内容だったと思う。ただ、もっと立ち位置もそうだし、動き方もそうだし、3バックになった時にどういうメリットとデメリットがあるかというのをもっと把握しないといけない。相手が強くなればなるほどそこを共通認識できるかどうかで、大きく結果も変わってくる。あの相手だとどうしても見えづらいし、いいところばっかり出てくるんですけど、そうじゃないよというのをちゃんと全員が分かっておく必要がある」
ミャンマー戦ではスタートから3-4-2-1システムで臨み、前半は最終ラインでカウンターを食らうシーンもあった。ハーフタイムには修正し、左右のストッパーが中央の谷口彰悟より斜め前にポジションを取ることで縦パスが入るようになった。守田も停滞気味だった右サイドを反省した。
「僕は最初から真ん中で構えて、(旗手)怜央を1個(前に)上げて(鎌田)大地と怜央でちょっと左を流動的に攻撃させて活性化させようというのは、話していた。右はどうしても作りの部分で、枚数が足りなくなってしまうというのも予想していたことだったんですけど、(菅原)由勢や(堂安)律みたいな選手に絡ませたり、あんまりボールを触らせてあげられないような時間も前半特に続いたのでちょっとかわいそうだったと思っている。ただ、僕がもっとボールホルダーに寄りさえすれば、相手のボランチが僕についてきたはずなので、そうすると1個前に入っている大地が逆サイドから受けられるし、僕のポジショニングの気遣いも、もうちょっとできたな、と」
今回はすでに進出を決めている最終予選前、最後のテストとなっている。ここからW杯本番に向けてサバイバルに生き残っていくことも必要だ。だからこそ感じる“ギャップ”もあったという。
「あとはボールの回し方とか、やっぱ全員がアピールしているし、得点取りたいし、数字残したいんで、そこがやっぱ難しいところだなというのは思いますけど、今回律は結構自制してくれたというか、もっと動きたかっただろうし、それでも最後詰めて、ちゃんと(ゴール)という数字残すし、与えられた役割、わかっているので、そういう選手が少しでも。1人でも増えるともっと良くなる」
チームに感じた課題点を落とし込み、3バックを森保ジャパンの武器としてさらに磨きをかけてくれるはずだ。
(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)