新生ブライトンの戦力分析 三笘薫の価値に英メディア見解「新監督にとって非常に価値ある」
デ・ゼルビ監督が退任し、新シーズンは新たな指揮官を迎える予定
イングランド1部ブライトンは、ロベルト・デ・ゼルビ監督と双方合意のうえ、今季限りで契約を解除した。新シーズン開幕前には新たな監督を迎えることになるが、英メディア「The Athletic」は「新監督が自由に使える戦力」という記事でブライトンの戦力分析を行った。
デ・ゼルビ監督は、クラブと選手起用の方針をめぐってクラブを離れることになった。指揮官はキャリアのピークにある選手の起用を望んだが、クラブは若手を育成することに重視していた。
この件について、5月のアストン・ビラ戦後にデ・ゼルビ監督は「シモン・アディングラが私たちの最高の選手だった。彼はまだ成長できる。アディングラと三笘(薫)には、大きな違いがある。年齢(三笘は27歳)と彼らがプレーした試合の数だ。私たちは成長、向上させるために正しい時間を与えないといけない」と、22歳のアディングラと三笘を比較してコメントしていた。
素晴らしい才能を持つ若手が多いだけに、ブライトンではどの選手が起用されることになるのかが、大きな注目を集める。「The Athletic」は、すべての選手を分析し、三笘についても見解を示している。
2027年でブライトンとの契約が満了する三笘だが「最も重要な時期に、大きな損失となった。背中の負傷によって日本人左ウイングは、最後の20試合を欠場。(出場できていれば)UEFAヨーロッパリーグとFAカップのベスト16を突破し、さらに上位リーグでフィニッシュして再びヨーロッパ出場権を獲得することも視野に入ったかもしれない」とその才能を絶賛する。
そのうえで「2シーズンでリーグ戦52試合に出場して、10得点10アシストを記録したことが、彼がゴールを奪うためにどれだけ重要かを表している。新監督にとっても、これだけの数字を再び残してくれることは、非常に価値あることだろう」と来季も主力になることを示唆した。
ブライトンでの2シーズン目は、負傷によって力を発揮しきれなかった三笘。クラブに残ることになれば、来シーズンは新監督にどのように起用されることとなるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)