クロップ時代に「利益を与えた」 日本人MFの功績を英報道「目に留まったのはCLだった」
「リバプールに利益を与えた12選手」で南野の名前も
イングランド1部リバプールが2023-24シーズンを終え、ユルゲン・クロップ監督のチームも終焉を迎えた。海外メディアは「クロップ時代リバプールに利益を与えた12選手」を紹介し、日本人の名前も挙がっている。
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日本代表MF遠藤航も加わった今季リバプールは、プレミアリーグで首位争いを演じながらも終盤失速し3位でフィニッシュ。クロップ監督は2015-16シーズンより同クラブを率いてきたが、今季限りでチームを離れている。
英メディア「Team Talk」は「クロップ時代リバプールに利益を与えた12選手」を紹介。さまざまな選手が出入りしたクラブの移籍市場のなかで、クロップ時代に売却で利益を得た12人を挙げている。
記事では、現在フランス1部ASモナコでプレーする日本代表MF南野拓実もその1人として記された。まずは「南野拓実がリバプールの目に留まったのは、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)のザルツブルクで対戦したときだった」と獲得のきっかけとなった一戦を振り返る。
そのうえで「わずか725万ポンド(約14億5000万円)で放出条項を発動できることを知ったリバプールは、2020年1月にこの攻撃的MFを獲得した」と加入までの流れをなぞる。ただ南野は、リバプール最初の半年間は得点を奪えず苦しみ、その後1年間サウサンプトンへのレンタルも経験した。
それでも翌シーズンは公式戦10ゴールをマーク。カップ戦でのタイトル獲得に貢献するなどスター揃いのチームで結果を残したのち、「22年6月に1300万ポンド(約26億円)でモナコに移籍して、リバプールに別れを告げた」と、選手人事での“成功例”として報じられていた。
モナコ2シーズン目となった今季、リーグ・アンで9ゴール6アシストと躍動。フランスの地で飛躍を遂げた南野の背景には、クロップ監督と共闘したリバプールの経験も大きいはずだ。