アーセナルのベンゲル監督がポドルスキのインテル移籍を「ジョーク」と一蹴

「インテルは真剣さのかけらもない」

 アーセナルのアーセン・ベンゲル監督が合意寸前と報じられているドイツ代表FWルーカス・ポドルスキのセリエAインテルへの期限付き移籍に関して「ジョーク」と完全否定した。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じた。
 アーセナルで出場機会のないポドルスキは、出番を得るために1月の移籍市場での移籍を熱望。一方、インテルのロベルト・マンチーニ監督も補強リストにポドルスキが入っていることを明言。クラブ間交渉は進んでいると報じられていた。
「あれはジョークだ。インテルミランは真剣ではない。真剣さのかけらもない。彼らは話しかけてきているが、単なる話にすぎない」
 指揮官は記者会見でそう語った。アーセナルは、フランス代表FWオリビエ・ジルーがQPR戦で相手に頭突きを見舞って退場。さらに3試合出場停止処分を受けた。イングランド代表FWウェルベックも太ももの故障で苦しんでいる。
「ポドルスキはアーセナルFCの選手で彼の残留を希望している。経験が必要な選手はいるが、ポドルスキはその立場ではない。ヤヤ・サノゴのようなとても若い選手は経験が必要だが、それは不可能だ」
 ファイナンシャル・フェアプレーの影響で資金力が欠如している今のインテルには、買い取る力がないのかもしれない。ポドルスキに格安のオファーを提示した可能性もある。フランス人監督は、インテルとの交渉に怒気を隠そうとしなかった。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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