13歳“神童MF”の争奪戦が過熱! 英国U-15代表とスコットランドU-16代表を掛け持ち状態

両親の故郷コートジボワールを含め、デンベレは現在3か国でプレーする権利を有する

 昨年、セルティックU-20で驚きのデビューを果たした13歳の神童MFカラモコ・デンベレを巡る問題は二転三転と状況が変化している。昨年11月に飛び級でスコットランドU-16デビューを果たすと、その1カ月後にはイングランドU-15代表に招集されて試合に出場。そして、今月末に行われるUEFA主催の大会では再びスコットランドU-16の一員としてプレーすることが決まり、代表チーム掛け持ちの状況となっている。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じた。

 デンベレはコートジボワール国籍の両親の下、ロンドンで生まれ、スコットランドに移り住んだという経緯があり、コートジボワール、イングランド、スコットランドいずれの代表選手としてプレーする資格を持つ。13歳にしてセルティックU-20チームでデビューを果たし、そのままスコットランドの世代別代表に招集されたが、イングランドも特大の才能を確保するために動くなど争奪戦は過熱の一途を辿っている。

 今月末に行われる「UEFAディベロップメント・トーナメント」では再びスコットランドU-16の一員として出場することになったデンベレ。A代表で公式戦に出場すれば、その時点で代表国は変更できなくなるが、現時点では両親の故郷コートジボワールを選択する権利も残されているなど複雑な状況は依然として続いている。

 クラブレベルでも、マンチェスター・シティなどが青田買いを狙っていると噂される超逸材の動向には、いやが上にも注目が集まっている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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