東京V林が負傷のため担架でベンチに退く

　ジュビロ磐田は5月6日、J1リーグ第12節で東京ヴェルディ（東京V）と対戦。昨季J2での対戦は2試合ドローだった両チーム。3試合連続で無失点だった東京Vの堅守を打ち破った。

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　後半10分にゴール前のこぼれ球をFWマテウス・ペイショットがゴールに蹴りこみ、1点を返すと後半21分には前節で今季10得点目を挙げたFWジャーメイン良が、その得点力を見せた。

　中盤でボールを奪い、右に展開したボールに右サイドからMFブルーノ・ジョゼがクロスを上げる。DFに当たって高く浮いたボールにジャーメインが飛び込み、ヘディングした。ボールはゴールに決まり、磐田は同点に追い付いた。

　ヘディングシュートを放ち、今季12試合で11得点とすさまじいペースでゴールを量産しているジャーメインだが、ボールを捉えた後にクリアしようとしていたDF林尚輝と激突。2人がピッチに倒れ込み、試合は中断することとなった。ジャーメインが起き上がったのに対し、林は立ち上がれずにGKマテウスらチームメイトたちはベンチに向かって「×」のジェスチャーを出し、プレー続行が不可能であることを伝えた。

　昨季のJ2でも二分だった両チームの激突は、互いに譲らぬ白熱した展開となっている。そのなかで東京Vは、今季フル出場を続けてきた林が負傷のため担架でベンチに退くという心配な状況になっている。