解任論浮上のベンゲル監督、アーセナルファンに異例要求 宿敵トットナムを「見習うべき」

ワトフォード、チェルシーに連敗し、指揮官への批判が噴出

 アーセナルのアーセン・ベンゲル監督は、声高らかに解任要求などを掲げる過激なサポーターに、宿敵トットナムのサポーターの振る舞いを見習ってほしいと異例の要求をしている。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じた。

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 アーセナル21年目のシーズンを戦っているベンゲル監督だが、2003-04シーズン以降リーグ優勝から遠ざかっている。1月31日のワトフォード戦(1-2)、4日のチェルシー戦(1-3)とリーグ2連敗を喫し、24節を終えて首位チェルシーに勝ち点12の差をつけられており、早くも優勝争いから大きく遅れを取った。一部サポーターの不満は募るばかりで、スタジアムでは「ENOUGH IS ENOUGH(もう勘弁してくれ)」と、指揮官の解任を要求するバナーを掲げる者もいる。

 こうした状況に、ベンゲル監督はサポーターに辛抱強さを求めている。「もちろん、我々のファンは一貫していて、私が持っているのと同じくらい大きな期待を持っている。しかし、それは本当に明確なものだとは感じていない」と、サポーターの態度に疑問を覚えていると明かしている。

「先週の火曜日(ワトフォード戦)にファンでいられないのであれば、これからもファンでない。土曜日(チェルシー)もチームを応援しない。私には理解できない」

 

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