カメラが捉えたサッカー名将のプレミア観戦 憶測生じる海外の見解は?「特別」「笑いもの」

現在フリーのジョゼ・モウリーニョ氏【写真:ロイター】
現在フリーのジョゼ・モウリーニョ氏【写真:ロイター】

各国メディアがモウリーニョ氏の動向を探る

 イングランド1部リバプールは現地時間4月21日、プレミアリーグ第34節フルハム戦で3-1の勝利を収めた。ユルゲン・クロップ監督の今季限りでの退任が決まっているなか、敵地「クレイヴン・コテージ」である名将の姿が確認され話題に挙がっている。

 リバプールは前半32分、DFトレント・アレクサンダー=アーノルドの直接フリーキック(FK)で先制。同アディショナルタイム2分にフルハムの反撃を受け1-1とされるも、後半にMFライアン・フラーフェンベルフ、FWディオゴ・ジョタの得点で勝ち越し3-1の白星を飾った。

 このゲームを現地スタンドで観戦したのが、名将ジョゼ・モウリーニョ氏とトルコ代表のヴィンチェンツォ・モンテッラ監督の2人。モウリーニョ氏はイタリア1部ASローマの指揮官を1月16日に解任されていた。

 これまでモウリーニョ氏はプレミアリーグのチェルシーで2回、ほかに英国ではマンチェスター・ユナイテッドやトッテナムを率いた経歴がある。

 イタリアの情報を伝える英語版サイト「Football Italia」では、現在フリーのモウリーニョ氏について「彼は1月中旬にローマから解雇されて以来、数々の仕事が噂されている」と指摘。オファーが相次ぐなか、今季限りでクロップ監督が退任するリバプール行きの可能性にも触れた。

 一方記事では「モウリーニョがプレミアリーグへの復帰を望むのであれば、フルハムも選択肢に入るだろう」と現場で戦った両クラブに就任の可能性はあると憶測を立てている。

 また英紙「デイリー・メール」でもモウリーニョ氏の訪問は大きく取り扱われた。「一部のレッズ(リバプール)ファンは、“スペシャル・ワン”(モウリーニョ氏の呼称)がアンフィールドにやってくるのではないかと推測している」と現地サポーターの声まで紹介された。

「彼がクロップの後を継ぐ」
「モウリーニョのような短期的な解決策なら、適切な監督がフリーで来てくれるまでの間のギャップを埋めることができるかもしれない」
「彼は特別な存在だ、リバプールにようこそ」
「彼の守備的アプローチは10年前なら上手くいったかもしれないが、今はそうではない。彼がここに来れば、我々は笑いものになるだろう」

 海外でも憶測が飛び交うなか、今季プレミアリーグも佳境を迎える。リバプールの監督人事、そしてモウリーニョ氏の今後のキャリアにも注目だ。

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