川崎がJ1ホーム通算200勝! 等々力“多摩川クラシコ”で快勝…FC東京は守護神一発レッド退場

川崎が勝利【写真:徳原隆元】
川崎が勝利【写真:徳原隆元】

J1リーグ第5節で川崎とFC東京が激突

 J1は3月30日に各地で第5節を行い、等々力陸上競技場では川崎フロンターレとFC東京の多摩川クラシコが開催され、ホームの川崎が3-0勝利し、ホーム等々力での多摩川クラシコで5連勝を飾った。J1ホーム通算200勝も達成している。

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 中断明けの一戦で、川崎はFWエリソンが先発に復帰するなど、前節から先発を5人入れ替えている。対するFC東京は、U-23日本代表FW荒木遼太郎をゼロトップに置く初勝利を挙げた前節の福岡戦(3-1)と同じスターティングイレブンで試合に臨んだ。

 通算43試合目の多摩川クラシコは、互いにシュートが打てないまま時間が過ぎていく。前半16分にMF脇坂泰斗がFW仲川輝人に倒されてFKを獲得する。絶好の位置だったが、MF瀬古樹のシュートは壁に当たってしまう。FC東京は前半23分、中盤でボールを奪うと、ハーフウェーライン手前から荒木がロングシュートを放つ。GKチョン・ソンリョンが高めの位置をとっていたが、ボールは枠を捉えられなかった。

 試合が動いたのは前半35分、川崎はDF三浦颯太が左サイドでDF長友佑都と対峙した状況で縦に仕掛ける。三浦がゴール前に低いクロスを入れると、FC東京はDF木本恭生がこのボールに反応。木本が触ったボールは左ポストを叩く。クロスを抑えようとしていたGK波多野豪が倒れこんでいるなか、ゴール前に詰めていた脇坂がこのボールをゴールに押し込み、川崎が1点を先制した。

 先制した川崎は、その後に瀬古が2度のチャンスを迎えるが決めきれない。前半のアディショナルタイムにはFC東京もCKからMF松木玖生がボレーシュートでゴールを狙うなどチャンスを作ったが、得点は挙げられなかった。このままホームの川崎が1点リードで前半を折り返した。

 後半に入って両チームチャンスを作り合うなか、後半15分に川崎は三浦からスルーパスを受けたエリソンがドリブルを仕掛ける。寄せてくるDFバングーナガンデ佳史扶を跳ね飛ばしてシュートをゴールに決めたが、パスを受けた位置がオフサイドポジションで得点は認められなかった。

 後半19分には川崎がらしいパス回しからシュートチャンスを作り、最後は三浦がMF橘田健人とのワンツーから左足アウトサイドでゴールを狙ったが、カーブをかけきれずにボールは右へ外れていった。

 FC東京は後半19分、一気に3人の選手交代を行い、FWディエゴ・オリヴェイラ、FWジャジャ・シルバ、FW小柏剛を投入する。川崎は後半24分にディエゴ・オリヴェイラからボールを奪い、速攻を仕掛ける。ゴール前でエリソンが決定機を迎えたが、シュートを空振りしてしまい、追加点を挙げられなかった。

 後半27分にも川崎は、最終ラインの裏にボールを出すと、これにエリソンが反応。FC東京のGK波多野が飛び出してエリソンを倒すと、波多野はレッドカードが提示される。VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)でオフサイドの有無が確認されたがオフサイドは認められずに、波多野は退場となった。FC東京は仲川を下げ、GK野澤大志ブランドンが投入される。川崎は後半34分にもエリソンがDFと入れ替わってシュートを放ったが、GK野沢に防がれて得点はできなかった。

 その後も攻め続ける川崎は、後半アディショナルタイムにも橘田がミドルシュートを決めてダメ押し。3-0の完勝を収めた川崎は、多摩川クラシコで今シーズンのリーグ戦2勝目、ホームでの初勝利を挙げている。

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