後半9分にイ・ガンインのパスからソン・フンミンがフィニッシュ

　韓国代表は、3月26日に行われた北中米ワールドカップ（W杯）アジア2次予選第4節タイ戦に3-0で勝利し、グループ首位をキープした。アジアカップで衝突があったMFイ・ガンインとFWソン・フンミンのコンビで挙げた得点もあり、韓国メディアは「不和を吹き飛ばす」と伝えている。

　韓国は前半19分、MFイ・ガンインの見事なスルーパスからタイのペナルティーエリア内に入り込むと、最後はMFイ・ジェソンのゴールで先制。その後はタイにカウンターを受けてピンチもありつつも、無失点で前半を折り返す。

　そのなかで迎えた後半9分、MFイ・ガンインからの浮き球のパスを受けたエースのソン・フンミンがペナルティーエリア内左からシュート。これが相手GKパティワット・カマイの股下を抜いてゴールネットを揺らし、リードを2点に広げた。

　その後は韓国が決定機をモノにできない時間が続いたなか、後半37分にクロスをDFキム・ミンジェが折り返し、MFパク・ジンソプがダイレクトシュートで押し込んで3-0とし、3勝1分でグループ首位をキープした。

　韓国の総合ニュースサイト「news1」は「久しぶりに笑った韓国」と見出しを打って速報。韓国メディア「hankooki.com」は、カタールで開催されたアジアカップで衝突が明るみになったソン・フンミンとイ・ガンインが得点後に抱き合って喜ぶシーンにフォーカスし、「ソン・フンミンは得点後、イ・ガンインと抱き合った。アジアカップで争ったイ・ガンインとの不和を吹き飛ばすセレブレーションだった」と伝えていた。