ラニエリ監督を「裏切り者」と批判したレスターFW 残留確定で“ボイコット宣言”は撤回へ

指揮官に謝罪を行うのかは不透明

 そうしたなかで、移籍市場閉幕6時間前にサンダーランドから三度目のオファーが届いた。移籍金750万ポンド(約10億5000万円)のオファーだったが、ラニエリ監督は固辞。ウジョアの残留が決まっていた。ラニエリ監督は500万ポンド(約7億円)以上のオファーが届けば放出を認める方針をウジョア側に示していたが、この約束も果たされなかったことになる。

 記事によると、ウジョアは1日に練習場を訪問し、オファー却下の理由をクラブ側から受けたという。ウジョアが今後、ラニエリ監督に裏切り者発言を謝罪するかは不透明だが、太ももの故障から回復次第、チーム練習には合流。ボイコットはしない方針で、怒りのアルゼンチン人FWは大人の態度を取ることになるという。

 31日のバーンリー戦に0-1と敗れ、ラニエリ体制初の3連敗で16位に転落、降格圏の18位クリスタル・パレスと勝ち点差わずか「2」と危険水域に差し掛かっているレスターは、危機的な状況を迎えている。昨季奇跡の優勝を果たしたチームは、不満分子を抱えたまま後半戦に突入することになる。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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