サッカー界の“大谷翔平級スター”を調査 「今後も存在しない」「遜色なし」の1位は?【読者評価】

欧州で活躍する日本代表の選手たち【写真:Getty Images & 徳原隆元】
欧州で活躍する日本代表の選手たち【写真:Getty Images & 徳原隆元】

サッカー界の「大谷級」のスターを読者アンケート

 日本のスポーツ界に現れたスターと言えば、野球の大谷翔平(米MLB/ロサンゼルス・ドジャース)だろう。昨年のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で優勝を果たした代表の立役者でもあるが、今回はそんな日本のサッカー界の「大谷級」のスターを探る。「FOOTBALL ZONE」は読者へアンケートを実施した。

 290もの回答が集まったなか、現役選手で一番票を集めたのはサッカー日本代表のキャプテンMF遠藤航(37.2%)だった。遠藤は2023年8月、ドイツ1部シュツットガルトからイングランドの名門リバプールへと電撃移籍。当初は出番が限られたものの、現地評を覆してユルゲン・クロップ監督率いる強豪のアンカーとしてスタメンを勝ち取っている。

 遠藤へは「世界最高峰の試合とも言えるマンチェスター・シティ戦でチームのMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)を取るような日本人は過去にも今後も存在しない」「もっとメディアで取り扱われるべき!」「対シティでMOM。大谷超えてるでしょ」「活躍度合い、実力、チームのレベル、選手自身の知名度も大谷翔平と遜色がない」「大谷選手ほどに素人にわかりやすい数字に出る記録がないが世界最高のリーグの中の世界的にもトップクラスのチームでスタメンで試合に出ている」といった選考理由が挙がった。

 2番目にはパリ五輪世代でもある日本代表MF久保建英(17.6%)。スペインの名門FCバルセロナの下部組織出身の若武者は、FC東京、横浜F・マリノスを経て再びスペインへ。レアル・マドリードへの移籍からさまざまなクラブへレンタルされるなかで、洗礼された実力はレアル・ソシエダで爆発した。

 複数の試合でMOMに選出され、すでにリーグ戦7ゴールと好調を維持。右サイドで圧倒的なドリブル技術を示す久保には「能力スキルが未知数」「若い頃から活躍し、現在も圧倒的な存在感を発揮している」「プレーと言動にスター性を感じる」「日本人の中で唯一ワクワクする選手」「発言の影響力や、海外のファンからも認められてるところが現役選手の中では飛び抜けている」と、プレー以外の点も言及されている。

 3番目には、大卒からJリーグ川崎フロンターレ時代に大きな注目を浴び、英国の地へと旅立った日本代表MF三笘薫(16.6%)。イングランド1部ブライトンで左サイドを務め、得意のスピードを生かしたドリブルはファンを魅了してきた。

 今シーズンは怪我の影響もあり昨季ほどのインパクトを残せていない点が票の伸びにつながらなかったか。選ばれた理由には「ファンタジスタ」「大谷は1人で試合を決定づけられる選手。まだ未完成だがその可能性があるのは三笘」「現地のサポーターの熱狂とプレーの華やかさ」「スター性がある」「ボールを持った時のワクワク感」「日本のサッカー界を盛り上げた」といった声が寄せられていた。

 ほかに現役選手では、フランス1部ASモナコの日本代表MF南野拓実、同リーグのスタッド・ランス所属の日本代表FW伊東純也、イングランド1部アーセナルの日本代表DF冨安健洋ら欧州組の選手の名前も。かつてマンチェスター・ユナイテッド(英1部)やドルトムント(独1部)で活躍し、現在はJ1のセレッソ大阪でプレーする元日本代表MF香川真司などにも票が入っている。

 引退選手では中村俊輔氏(現・横浜FCコーチ)、中田英寿氏を挙げる意見もあり、その偉大さが窺える。一方で「大谷級の選手はまだいない」と主張する声もあり、さまざまな見解がアンケートをとおして広がっていた。

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