中国スタッフ、ACLで警告提示の主審に“水かけ仕草”が反響拡大 日本代表OB「見栄えが悪い」

両チームのスタッフが衝突する場面も【写真:2024 Asian Football Confederation (AFC)】
両チームのスタッフが衝突する場面も【写真:2024 Asian Football Confederation (AFC)】

後半33分、加藤蓮のファウルを巡って山東スタッフにイエローカード

 横浜F・マリノスは、3月6日に行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝の第1戦で山東泰山(中国)と対戦。アウェーで2-1の勝利を収めたなか、後半33分には山東のスタッフがイエローカードを受けた際、背を向けた主審に対して水をかける仕草をして波紋を呼んでおり、元日本代表DF栗原勇蔵氏は「スタッフがやると余計に見栄えが悪い」と指摘している。

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 横浜FMは前半にFWアンデルソン・ロペスが先制点。後半にもFWヤン・マテウスが追加点を奪い2-0とリードしたが、後半アディショナルタイム突入直後に1点を返された。ホームでの初戦となった山東は後半に冷静さを欠いてイエローカードを多く受けていたが、1点差に詰め寄ったことでさらに火がついていた。

 そして後半アディショナルタイムが進んだなか、スローインの判定を巡り山東ベンチが激高。ピッチ内に入って主審に抗議したスタッフには即座にレッドカードが提示され、ボールを確保した横浜FMのMF喜田拓也に詰め寄る相手スタッフから守ろうとした横浜FMのスタッフにもレッドカードが出た。さらに、山東ベンチではチェ・ガンヒ監督を含む数人にイエローカードが提示された。

 そのなかで、波紋を呼んでいるのが後半33分過ぎのシーン。山東はMFリー・ユェンイーが左サイドでドリブル突破を仕掛けると、横浜FMのDF加藤蓮がファウルでこれを止める。チェ・ガンヒ監督はこのプレーに猛抗議。ヒートアップした山東のコーチングスタッフにイエローカードが提示されると、スタッフは主審が背を向けて戻るところに持っていたペットボトルの水をかける仕草を見せた。

 主審は山東スタッフの仕草を見ておらずカードは出されなかったが、警告など何かしらの処分が下ってもおかしくない行動だったと言える。横浜FMのOBである元日本代表DF栗原氏は「試合が荒れるのはこのスコアの恒例。F・マリノスはよく勝ち切りましたね」と古巣の勝利に触れつつ、「水をかけたり、かけるふりをしたり、選手以上にスタッフのほうがむしろ見栄えが悪い。ピッチ上で戦うのは選手たちであって監督を含めたスタッフには冷静でいてほしいですね」と指摘していた。

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