今季CL＆プレミア優勝クラブを独自予想

　イタリア1部ASローマの監督を解任されたジョゼ・モウリーニョ氏が、今シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ（CL）とプレミアリーグの優勝クラブを予想した。英メディア「Football365」が報じている。

　元イングランド代表DFリオ・ファーディナンド氏のYouTubeチャンネル「Rio Ferdinand’s Vibe with FIVE YouTube channel」に出演したモウリーニョ氏は、「CLはシティかレアル・マドリードだ。この2つ以外が優勝すれば、私にとっては大きなサプライズだ。私としてはレアル・マドリードに再び優勝してほしいね。クラブのためにも、カルロ（・アンチェロッティ監督）のためにも。分からないけれどね。バイエルン（・ミュンヘン）も、パリ・サンジェルマン（PSG）も、優勝できるかもしれない」と語った。

　また、「ポテンシャルを見れば、シティとリバプールがプレミアリーグ、シティとレアルが、CLを制するだろう」と、タイトルの行方を予想した。

　ローマを離れてフリーになっているモウリーニョ氏は、「私はすべてを捧げていた。心からやったし、プロの観点から言えば、賢いとは言えないような選択肢も与えた。いくつかの素晴らしいオファーを断ったんだ。最初のものは、断るのが難しかった。ポルトガル代表のものだったからね。史上最高のポルトガル代表であり、W杯まで3年というタイミングだったからだ。そのあとにサウジからも大きなものが来たが、それは本当に大きいものだったから隠さなかった」と明かした。

　そして、「通常であれば、私は現実的な選択をするし、プロとして感情をコントロールする。優勝した大会直後に、クラブを離れた時の様子からも、分かってもらえるだろう。だが今回は感情的になって、すべてを捧げていた。だからこそ、私が去った時は感情的になって傷ついた。すべてを捧げていたからね。人々に大きな幸せを与えたと思っていたからね。欧州の舞台で大きな成功の歴史を持たないローマのようなクラブが、2シーズン連続で欧州大会の決勝に進出したというのは、頻繁に起こることではない。人々は『私たちを（EL決勝の）ダブリンに連れて行って！』という感じだったし、私も3年連続の欧州大会決勝進出を目指していた」と、ローマで成し遂げたことに胸を張った。