バルサと大宮の“友情のワンシーン”が最有力候補! 「16年スポーツ界ベスト・モーメント」にノミネート

 

若きバルサイレブンが勝利後に大宮ジュニアのメンバーを励ます様子が話題に

 バルセロナといえば世界有数の下部組織を持つことで知られているが、昨夏日本で行われた国際大会で見せたスポーツマンシップについて、世界的なスポーツ賞の最有力候補に挙がっているという。

 今回バルセロナがノミネートされたのは「ローレウス世界スポーツ賞」というもの。男女の年間最優秀選手や最優秀チームなどを選出し、過去の受賞ではバルサやバイエルン、ドイツ代表といったサッカーをはじめ、男子テニスの絶対王者として君臨したノバク・ジョコビッチ、陸上のエレーナ・イシンバエワらが名を連ねるなど全競技にわたって評価される名誉ある賞である。

 その中に設けられた「2016年のスポーツ界のベスト・モーメント」として計6つがノミネートされている。サッカーからは欧州選手権決勝後、子供のポルトガル代表ファンが決勝で戦ったフランス人サポーターを慰める様子、また同大会で躍進を見せたアイスランド代表の「バイキング・クラップ」とともに、バルサのインファンティルB(U-13相当)が日本で開催されたワールドチャレンジカップ決勝、大宮アルディージャジュニアに1-0で勝利した後の行動が候補に挙がっている。

 若きバルサイレブンは1-0で勝利したのち喜びを露わにしたが、悔し涙に暮れる大宮ジュニアのメンバーに声をかけて励ました。この様子はバルセロナ公式サイトでも報じられ大きな話題となったが、ローレウス世界スポーツ賞では2015年のUEFAチャンピオンズリーグ決勝バルセロナ対ユベントスで、敗戦したユベントスのMFピルロが号泣したところ、MFシャビが同じように励ました姿と重ね合わせた映像で紹介している。

 日本時間20日14時の時点でバルサへの投票総数は全体の60%を超えており、圧倒的な割合でトップに立っている。同賞の表彰式は2月14日にモナコで開催される予定だが、バルサと大宮が築き上げた友情のワンシーンが受賞の本命であることは間違いない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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