遠藤航とイランの因縁…小さくなかった“勝利の代償” 緊急交代で大一番不在の苦い記憶

2019年のイラン戦では負傷交代となった遠藤航【写真:Getty Images】
2019年のイラン戦では負傷交代となった遠藤航【写真:Getty Images】

2019年大会のイラン戦で負傷した遠藤、決勝の舞台に立てず

 森保一監督率いる日本代表が、2月3日20時30分(日本時間)にキックオフとなるアジアカップ準々決勝でイラン代表と対戦する。前回大会でもイランと対戦したなか、MF遠藤航にとっては因縁の相手とも言える。

 2019年のアジアカップ準決勝で日本とイランは激突。試合はFW大迫勇也の2ゴール、MF原口元気のゴールで3-0と快勝した一方、勝利の代償も小さくなかった。

 後半15分、相手の突破を阻止しようとした遠藤が接触により苦悶の表情を浮かべ、そのままピッチへ倒れ込んだ。味方選手が駆け寄るも、すぐさま両腕で「×」印をベンチサイドに送り、プレー続行不可能が伝えられた。遠藤はその場から動けず、担架に乗せられて緊急交代していた。

 19年大会ではイラン戦も含めて5試合に出場し、遠藤がプレーしている時間帯では無失点と強烈な存在感を発揮。しかしイラン戦で左太腿裏を痛めた影響もあり、決勝のカタール戦はベンチ入りするも出番は訪れなかった。頼れるボランチのアクシデントを受けて、DF長友佑都が「航も怪我しちゃって残念」と嘆いていたなか、中盤の要を欠いた日本は1-3で敗れた。

 決勝の大舞台に立てなかった遠藤にとって、イランは少なからず因縁のある相手。アジアカップの舞台で再戦する機会が訪れたなか、欧州で研鑽を積みスケールアップを遂げた30歳ボランチの活躍に注目が集まる。

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