クロップ監督が今季限りで退任、リバプール後任人事は? ブライトン監督「シーズン後半に集中」

ロベルト・デ・ゼルビ監督とユルゲン・クロップ監督【写真:ロイター】
ロベルト・デ・ゼルビ監督とユルゲン・クロップ監督【写真:ロイター】

クロップ監督は1月26日に今季限りでの退任を発表

 イングランド1部リバプールは現地時間1月26日、ドイツ人指揮官のユルゲン・クロップ監督が今季限りで退任することを発表した。来季以降、誰がリバプールで指揮を執ることになるかが注目されるなか、候補の1人として挙げられているのがブライトンを率いるロベルト・デ・ゼルビ監督だ。ブライトン地元メディア「Sussex World」は、イタリア人監督のコメントを報じている。

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 2015年10月にリバプールの監督に就任したクロップ監督は、これまでに19-20シーズンにプレミアリーグ優勝を果たすなど、数々のタイトルをクラブにもたらしてきた。そのなかで、昨年11月にクラブのオーナーに対して、今季限りで退任する意向を伝えたという。

 昨季からブライトンを率いる44歳のデ・ゼルビ監督は、就任1年目でクラブをUEFAヨーロッパリーグ(EL)初出場に導く成功を収めた。今季もELのグループ首位通過に導いており、その手腕はビッグクラブから注目を集めている。

 デ・ゼルビ監督はクロップ監督の退任について、「とても寂しいね。プレミアリーグは、世界最高の監督の1人を失うことになる。私はクロップ、カルロ・アンチェロッティ、ペップ・グアルディオラ、マルセロ・ビエルサが世界最高の監督だと思っている。私はサッカーの監督が最高の仕事だと思っている。私の仕事が最高だ。だが、チームを毎日押し上げて、日々、試合に向けて向上させるのは、とてもタフでエネルギーが必要なんだ。サッカーは進化するもので、監督というのは常にゲームを理解するために勉強を続けなければいけない。正しいエネルギーを持って取り組まなければ、負けるだけだ。彼の人間性は素晴らしい。私は彼のエネルギーとキャラクターが最高だと思っている。彼が国やリーグを変えることになれば、プレミアリーグにとってはいいことではないね」と、コメントした。

 リバプールが新監督を探すとなれば、2026年で契約が満了を迎えるデ・ゼルビ監督もその候補にも挙がってくる。自身の契約延長について問われたデ・ゼルビ監督は、「いいや、契約延長については何も新しいニュースはない。私が唯一、集中しているのはシーズンの終盤戦だけだ。ここからシーズンの歴史的な部分を戦うことになる。私たちは昨季と同じ目標(プレミアリーグ6位以内)を目指すとともに、ELとFAカップを優勝したいと思う。私の目はそこだけを見ている」と、ブライトンでの戦いに集中することを強調した。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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