「優勝候補の日本を撃破」 イラクの快進撃を支えたスペイン人監督に海外脚光

イラクを率いるヘスス・カサス監督【写真:ロイター】
イラクを率いるヘスス・カサス監督【写真:ロイター】

カサス監督の功績にスペイン紙も注目

 森保一監督の率いる日本代表は、1月19日に行われたアジアカップ・グループリーグ第2節でイラク代表と対戦したが、1-2でイラクに40年ぶりとなる歴史的敗北を喫した。日本の敗戦は世界中に大きな衝撃を与えており、スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」は、「スペイン人のヘスス・カサス監督が率いるイラクが優勝候補の日本を撃破」と見出しを打ち、試合を報じている。

 カタールW杯までスペイン代表を率いていたルイス・エンリケ監督(現フランス1部パリ・サンジェルマン監督)の右腕としてバルセロナやスペイン代表でも仕事をしていたヘスス・カサス監督は、2022年の11月にイラク代表監督に就任。直後の23年1月に行われたガルフカップでは、チームを35年ぶりの優勝に導いていた。

 そしてアジアカップ初戦のインドネシア戦に3-1で勝利していたイラクは、FIFAランク63位ながら格上の日本(17位)にも2-1で勝利してグループDの首位通過を決めている。

「ムンド・デポルティーボ」は、「スペイン人のヘスス・カサス監督が率いるイラクは、優勝候補の1つである日本を抑え込み、ラウンド16進出を決めた。一方、前回大会準優勝の日本はまだ突破を決められていない。2007年のこの大会の優勝国であり、初戦でインドネシアに勝利したチームは、欧州で経験を積んでいるレアル・ソシエダの久保建英、モナコの南野拓実、リバプールに在籍するキャプテンの遠藤航といった広く知られた選手たちのいる日本から2勝目を挙げた」と、両チームの明暗を報じた。

 日本はグループステージ突破に向けて第3節でインドネシアと対戦するが、「過去にアジアカップで一度もグループステージを突破したことがないインドネシアは、16強進出という歴史を作るため、日本とのグループステージ最後の試合に臨む」と、注目ポイントを紹介している。

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AFCアジアカップカタール2023
グループリーグ第3戦
日本代表 vs インドネシア代表
日時:1月24日(水)20時30分キックオフ
ゲスト:小野伸二
解説:槙野智章
現地リポート:佐藤寿人
実況:野村明弘
配信:DAZNにて独占ライブ配信
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