イラク、試合後の取材エリアでも爆音の“お祭り騒ぎ” 海外言及「日本とは対照的だった」

イラクメディアも選手と勝利の喜びを分かち合う【写真:2024 Asian Football Confederation (AFC)】
イラクメディアも選手と勝利の喜びを分かち合う【写真:2024 Asian Football Confederation (AFC)】

イラクメディアも選手と勝利の喜びを分かち合う

 森保一監督率いる日本代表は、1月19日に行われたアジアカップのグループリーグ第2戦でイラクに1-2で敗れた。FIFAランキング17位とアジア最上位の日本を破った同63位のイラクは、大金星に歓喜。お祭り騒ぎは、試合後のミックスゾーン(取材エリア)でも続いたと海外メディアが報じている。

 日本は前半5分、サイド攻撃からイラクFWアイメン・フセインにヘディングシュートを決められて失点。攻勢を強めるも時間が過ぎていくと、前半アディショナルタイムにはカウンターから再びフセインにヘディングで押し込まれ、2点ビハインドで折り返した。

 後半開始からDF谷口彰悟に代えて、DF冨安健洋を投入した日本。後半11分、左サイドを割ったMF伊東純也からのラストパスをFW浅野拓磨が中央で合わせようとしたところで相手選手のファウルによるPKの判定。しかし、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の進言でオンフィールドレビューが行われ、主審はファウルなしとしてPKも取り消しになった。

 その後、日本は後半16分にMF堂安律とFW上田綺世、同29分にFW前田大然とMF旗手怜央を投入して攻撃のギアを上げる。後半アディショナルタイムにセットプレーからMF遠藤航がヘディング弾を決めて1点を返したが、1-2で今大会初黒星を喫した。

 歓喜に沸いたイラク。お祭り騒ぎは試合後のミックスゾーンでも続いた。スピーカーを持ってガンガンに音楽をかけながら登場すると、自国メディアの記者とも歌って踊り、喜びを分かち合うシーンも見受けられた。

 韓国の総合ニュースサイト「ニューシス」は「イラクがミックスゾーンまで掌握」と見出しを打ち、「試合後もイラクの興奮は収まらなかった。イラクの選手はスピーカーを持ち歩いて音楽をかけながらミックスゾーンに登場。日本の選手たちのうしろを通り過ぎて、ダンスをする選手もいた。イラク取材陣とともに叫び、踊って勝利の喜びを味わった」と伝えた。

 本来、ミックスゾーンでは写真撮影は禁止となっているが、「報道陣と写真を撮ってくれ、歴史的な瞬間を一緒に祝った。静かにコメントを聞いて選手を見送る日本の報道陣とは対照的だった」と、記事では異様な雰囲気となっていた舞台裏をレポートしていた。

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AFCアジアカップカタール2023
グループリーグ第3戦
日本代表 vs インドネシア代表
日時:1月24日(水)20時30分キックオフ
ゲスト:小野伸二
解説:槙野智章
現地リポート:佐藤寿人
実況:野村明弘
配信:DAZNにて独占ライブ配信
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