ピケがビルバオ戦の判定に異議 レアル誤審騒動も持ち出し「我々はフットボールをしたい」

スペイン国王杯でビルバオに1-2と敗戦 バルサ側は判定に猛抗議

 バルセロナは5日に行われたスペイン国王杯5回戦の第1戦、敵地アスレチック・ビルバオ戦で1-2とよもやの敗北を喫した。この試合の前半45分に、スペイン代表MFアンドレス・イニエスタのスルーパスに走りこんだブラジル代表FWネイマールがエリア内で倒されたが、主審はこれをスルー。抗議したイニエスタにイエローカードが提示されるなど、疑惑の判定があった。バルセロナのスペイン代表DFジェラール・ピケは、この日の誤審問題のみならず、前日のセビージャ戦でレアルの2ゴールを認めたスペインの審判団に対して怒りを露わにしている。地元紙「スポルト」が報じた。

 競り合いでの強度を高めたビルバオは、退場者を2人も出す展開を辛くも乗り切り、第1戦で勝利を挙げた。

 だが、その試合結果には主審の働きもあったという。ピケは試合後、次のように怒りを露わにした。

「ネイマールへのペナルティーは究極的に明確だ。そして、ゴルカの私に対するプレーもね。そして、我々は昨日セビージャ対マドリード戦で何が起きたのか目撃している。これは最近起きている一連の事実なんだ。我々はフットボールをしたい。ギャンブルではない。これがレフェリーに関する問題だ」

 事件は前半アディショナルタイムに起きた。イニエスタがネイマールにスルーパスを出すと、相手マーカーはネイマールに足をかけて倒す格好となったが、ダビド・フェルナンデス・ボルバラン主審は笛を吹かず。逆にファウルを必死にアピールしたイニエスタに、イエローカードを提示した。

 前半20分にはピケが、メッシのクロスに走り込みヘディングを試みた際に相手GKゴルカ・イライソスと交錯。喉輪を食らう形となり脇腹を抑えたが、主審はバルサにPKを与えなかった。

 

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