一時代を築いた名手シャビが警鐘を鳴らす　「深刻に捉えなければいけない」

　バルセロナで活躍した元スペイン代表MFシャビ・エルナンデスが、桁違いのメガオファーで世界の名手にオファーを出し続ける中国の各クラブは「欧州フットボールの支配を終わらせる」と警鐘を鳴らしている。英地元紙「サン」が報じた。

　シャビは2015年にカタールの強豪アル・サッドに移籍した。潤沢なオイルマネーは欧州のクラブを潤し、シャビもその恩恵に預かっているが、時代は“爆買い”の中国にシフトしている。

「すごく深刻に捉えなければいけない。長い間、欧州は世界のトッププレーヤーにとっての唯一の目的地だった。中国は、彼らが欧州の最高の選手を獲得できる経済力を持っていると示している。偉大な選手を獲得したが、これはまだ始まりに過ぎないようだ」

　チェルシーからブラジル代表MFオスカル、ボカ・ジュニアーズから元アルゼンチン代表FWカルロス・テベスという世界トップクラスの選手が、チャイナマネーの誘惑に乗り中国に移籍した。アメリカのMLSも近年、多くのビッグネームを獲得してきたが、事情は全く異なるとシャビは語る。