レアル、アンチェロッティ監督と契約延長に合意 昨年リーグV逸も…“人柄評価”とスペイン紙指摘

カルロ・アンチェロッティ監督が契約を延長【写真:ロイター】
カルロ・アンチェロッティ監督が契約を延長【写真:ロイター】

2026年6月30日まで延長することで合意

 スペイン1部レアル・マドリードは12月29日、イタリア人のカルロ・アンチェロッティ監督との契約を2026年6月30日まで延長することで合意したと発表した。

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 64歳のアンチェロッティ監督はユベントスやミラン、チェルシー、パリ・サンジェルマンなど欧州で複数のメガクラブの指揮を取ってきた。レアルでは2013年から15年まで監督を務め、2021年に2度目の就任を迎えた。獲得したタイトルは通算10個。監督として史上最多4度の欧州チャンピオンズリーグ(CL)優勝経験を持ち、そのうち2度をレアル(2013-14、21-22シーズン)で成し遂げている。

 昨年1月からブラジル代表の次期監督就任の噂が絶えず、一時はすでに就任が決定済みとも報道されていた。しかし、レアルとの契約延長が決まり、来季以降もレアルを率いることが確定した。

 スペイン紙「マルカ」は「フロレンティーノ・ペレスが率いるレアル・マドリードはシーズン途中にも関わらず、カルレット(アンチェロッティの愛称)こそがチームを率いる理想的な人物であることに合意した」と報じている。

昨年はリーグタイトルを逃しているものの、「最大の成功が求められているのは確かだが、『勝てない監督は続投できない』という不文律は廃れ始めている。アンチェロッティの場合はここ数年のチームのダイナミズムと、ロッカールームでの雰囲気の良さがクラブから評価されている」とその戦術的手腕だけでなく、パーソナリティーの部分が契約延長を決断した要因になったと指摘されていた。イタリアが誇る名将のマドリードでの旅路はこの先もまだまだ続いていくようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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