カンナバーロ率いる天津権健、またもFW爆買いに失敗 ユーベがクロアチア代表FWへのオファー拒絶

FWマンジュキッチ獲得に移籍金33億円に成果ボーナスを加えた額を提示も失敗

 元イタリア代表DFファビオ・カンナバーロ監督が率いる中国・天津権健が、またもストライカーの“爆買い”に失敗した模様だ。イタリア紙「トゥット・スポルト」が報じている。

 今回のターゲットに定めていたのは、カンナバーロ監督の古巣でもあるイタリア王者ユベントスのクロアチア代表FWマリオ・マンジュキッチだったという。ユベントス側に移籍金2800万ユーロ(約33億円)に成果ボーナスを加えた額を提示し、本人には年俸750万ユーロ(約9億円)の4年契約を持ち掛けたという。

 しかし、ユベントスがこのオファーを拒絶。マンジュキッチの獲得は失敗に終わったとしている。

 カンナバーロ氏が率いる天津は、パリ・サンジェルマン(PSG)のウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニに対し、年俸2000万ユーロ(約24億円)のオファーを出したが、あえなく玉砕。フィオレンティーナのFWニコラ・カリニッチに対して年俸500万ユーロ(約6億円)のオファーを投じたが、これも失敗。チェルシーのスペイン代表FWジエゴ・コスタにアジア最高額を大きく更新する驚愕の移籍金8000万ポンド(約115億円)のオファーも、チェルシー側がコスタへのオファーを拒絶していたとされた。

 来季からクラブ史上初めて1部での戦いに臨む天津だが、ゼニトからベルギー代表MFアクセル・ヴィツェルの獲得に成功した一方、カンナバーロ監督の求めるストライカー補強は失敗を繰り返している模様だ。同じ中国の上海申花が、アルゼンチン代表FWカルロス・テベスをフットボール界最高額の週給61万5000ポンド(約8900万円)、年俸換算約46億円で獲得したように“札束攻勢”を強めているが、その野望は成就するのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images 

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