悲願の選手権初制覇を狙う前橋育英が8強進出! 山田監督「苦しいゲームだった」

開始2分に角田が先制点、粘り強い戦いで遠野を撃破

 名門校対決で優勝候補を倒して上がってきた勢いそのままに、“タイガー軍団”が8強進出を決めた。第95回全国高校サッカー選手権は3日に各地で3回戦が行われ、フクダ電子アリーナの第1試合では前橋育英(群馬)が遠野(岩手)に試合開始2分の先制ゴールを守り切って1-0の勝利を収めた。

 試合は開始2分で動いた。前橋育英は右CKのチャンスでゴール前にボールを入れると、混戦からのこぼれ球をDF角田涼太朗が蹴り込んで先制ゴールを挙げた。その後も前橋育英がボールを保持して攻める展開に持ち込んだ。MF田部井悠が放った約30メートルのロングシュートがクロスバーに嫌われる不運もあり、追加点を奪うことはできずに1-0でハーフタイムを迎えた。

 後半に入ると、最初の決定機は遠野に訪れた。同7分、FW佐々木琢光が最終ラインの背後に正確な浮き球を供給すると、抜け出したFW阿部亮太が飛び出してきたGKの頭越しにシュートを狙ったが、わずかに枠外。さらに同9分には佐々木琢光が今度は受け手になりGKと1対1になったが、左足シュートは右に逸れて絶好の同点のチャンスを逸した。

 遠野は後半半ばからさらにボール保持率を高めて同点ゴールを奪いに行った。同32分にはMF浅沼海斗が左足で絶妙なボールを背後に供給し、佐々木琢光が抜け出したがシュートは再び枠外。遠野にとっては最後まで1点が遠く、このままタイムアップ。前橋育英が1-0で勝利した。

 

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