幻となったイブラのカンフーキック弾 ゴール無効は「クレイジーな判定」と元W杯主審が苦言

ミドルスブラ戦で華麗な一撃を叩き込むもノーゴール メッシと並ぶ年間51得点目ならず

 マンチェスター・ユナイテッドの元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチは、現地時間12月31日に行われたミドルスブラ戦(2-1)の前半39分に頭の高さにあるボールを右足のジャンピングボレーで合わせてネットを揺らしたが、危険なプレーと判定されてノーゴールとなった。これが決まっていれば、2016年の年間ゴール数でバルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシと51得点で並んでいたが、議論を呼ぶ判定で幻となった。

 今季ユナイテッドに加入したイブラは、公式戦27試合で17得点とゴールを量産している。この試合もFWアンソニー・マルシアルの同点ゴールをアシストするなど得点に絡んで逆転勝利に貢献しているが、自らのゴールは無効となっていた。

 前半39分、左サイドを駆け上がったマルシアルがゴール前へクロスを送ると、ニアサイドで身長195センチの巨体が宙を舞った。頭の高さほどのボールにカンフーキックで飛び込み、豪快にネットを揺らした。しかし、足を高く上げたことが危険なプレーと判定されて、ゴールは認められなかった。

 英紙「デイリー・メール」によれば、イブラヒモビッチが2016年に公式戦で挙げたゴールは50得点で欧州5大リーグ2位。このアクロバティックな一撃が決まっていれば、51得点でトップのメッシと並んだが、ゴールは幻と消え、わずかに及ばなかった。

 

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