久保建英のアジア杯参戦「ソシエダは懸念」 CL欠場の可能性に“困惑”と現地指摘
アジア杯決勝進出時、CL決勝トーナメント1回戦の初戦で久保欠場が浮上
スペイン1部レアル・ソシエダは、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦でフランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)との対戦が決定。第1戦が来年2月14日に予定されるなかで、アジアカップ参戦が有力の日本代表MF久保建英に欠場の可能性が浮上している。スペイン紙はこの動向に注目している。
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久保はソシエダの攻撃を牽引するキーマンとして君臨。ラ・リーガでは16試合に出場し、6ゴール3アシストと活躍を続けている。CLでも同様のパフォーマンスが期待されているなかで、20シーズンぶりに進出した決勝トーナメント1回戦の第1戦(アウェー)を迎えるにあたり、ある問題が浮上した。
久保は来年1月にカタールで開幕するアジアカップに、森保ジャパンの一員としての出場が有力。今大会で優勝候補の一角に挙げられる日本は、決勝まで勝ち上がると2月10日まで代表チームに拘束されることになる。PSGとのCL決勝トーナメント1回戦はその4日後となるため、欠場の可能性がある。
この動向にスペイン紙「AS」が注目。記事では「レアル・ソシエダはアジアカップに懸念を抱いている」と困惑している状況を指摘し「久保は代表チームを放棄するつもりはなく、ソシエダも、どれほど誘惑に駆られたとしても、彼にそう要求するつもりはない」と、アジアカップ招集に拒否権を発動できない事情を踏まえて伝えた。
仮に日本が決勝に進出した場合、CLに合わせて久保を連れ戻すプランも考えられなくはないが、クラブで一度もトレーニングを積まずぶっつけ本番で臨まざるを得なくなり「久保を期待するのは難しいだろう」と指摘。それでもソシエダ側は全力を尽くす構えで「久保とも話を聞いており、決勝戦の可能性がある4日後にパリで出場できるよう努力するつもりだ」と伝えた。
(FOOTBALL ZONE編集部)