南野拓実、キックオフでまさかのドリブル開始の珍事 “プチ激怒”の舞台裏に日本代表OBも爆笑【23年厳選トピック】

モナコの南野拓実【写真:Getty Images】
モナコの南野拓実【写真:Getty Images】

2022-23シーズンのリール戦でキックオフに2タッチしてしまい、相手の関節FKで再開

 2023年のサッカー界では数々の反響シーンがあったなか、今回はASモナコの日本代表MF南野拓実がキックオフでまさかのドリブルを開始したシーンを振り返る。相手の間接フリーキック(FK)となったこともあり、後日には本人もプレーに至った舞台裏を明かした。

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 南野拓実は今年5月、2022-23シーズンのリーグ・アン第35節リール戦(0-0)で先発出場。前半のキックオフは南野が務めたが、直後相手の間接フリーキック(FK)となるまさかの場面にスポットライトが当てられた。

 センターサークル内でボール前には南野1人が立つ状況。主審の笛が鳴り、南野はバックパスのフェイントをしたあとに前線に向かって2タッチのドリブルをした。ルール上、キックオフでは最初のキッカーが2タッチ以上ボールに触れてはならない規定がある。今回南野は、2タッチドリブルしたのちにバックパスを選択したが、これが反則となって相手チームの間接FKで再開となった。

 このシーンにはSNS上のファンも反応。「謎シーン」「笑ってしまった」「なぜいけると思った」「気合い入りすぎたか?」「タ、タキ!?」「人類史初のミス?」「経緯が分からなすぎて」といった声が上がっていた。

 南野は後日、スポーツチャンネル「DAZN」の「内田篤人のFOOTBALL TIME」に出演した際、「試合前に前のコーチが来て、『タキ、今日はキッオオフをうしろに返すフリをして前にドリブルして、チョンってうしろに出して、裏にボール蹴ってやるぞ』って言ってきて。俺が『いやいやそれは無理。キックオフドリブルはできへんよ』って言ったら、ガチめに『いや、できるから』って。『ルールが変わったから』って言ってきた。その時にグーグルで調べようかと思ったんですけど、あまりに顔がガチすぎて。数年前に(キックオフの)ルールが変わったじゃないですか。その時にそれも変わってたのかなって。勝手にそう思った」と、当時の舞台裏を告白した。

「言われたとおりにやって、普通に(笛が)ピーと鳴って。『相手ボール』みたいに言われて。ハーフタイムに(指示したコーチに)俺が結構怒って、『言ったやん。今頃、絶対TikTokかツイッター(現X)に絶対流れてる』と言ったら、『これは俺たち、2人で作った作品だな』って肩組んできて」

 これには、元日本代表DF内田篤人氏も思わず大爆笑。人々の記憶に残るワンプレーとなった。

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