ユナイテイッドが207億円でアトレチコの主力2人を強奪? フランス代表とスペイン代表の両獲りプランが浮上 

FWグリーズマンとMFサウールの獲得を狙うユナイテッド

 マンチェスター・ユナイテッドが闘将ディエゴ・シメオネ監督率いるアトレチコ・マドリードの主力2人を約207億円もの軍資金で両獲りするプランがあるようだ。英紙「サンデー・タイムス」などが伝えている。

「サンデー・タイムス」紙によると、ユナイテッドが獲得を狙っているのはフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンとスペイン代表MFサウールだ。アトレチコは今季こそリーガで出遅れたものの、2015-16シーズンにリーガでバルセロナとレアル・マドリードの2強に肉薄し、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)では2年ぶりに決勝へ進出するなど、同都市のライバルであるレアルを追い詰めた。そのキーマンとして二人はチームをけん引している。

 グリーズマンはリーグ戦で2年連続20ゴール以上を挙げ、CLでもバルサ、バイエルン相手にゴールを叩きこんだ。フランス代表でも昨夏の欧州選手権でゴールデンブーツ賞を獲得。それと並行してクラブとは2021年までの5年間の契約延長にも応じている。一方のサウールは幼少の頃レアルの下部組織に所属し、いじめを受けた辛い過去を持つが、今やシメオネ監督のスタイルを体現するテクニカルなファイターへと成長した。

 ユナイテッドがサウールに関心を持っていることは以前より伝えられているが、カギとなるのは来季のCL出場権だ。リーグ19試合終了時点で6位のチームに求められるのは出場権を得られる4位以内で、CL出場権を得た際にはジョゼ・モウリーニョ監督がさらなる戦力強化を図ると見られている。

 スペイン紙「AS」によると、グリーズマンとサウールの移籍金はそれぞれ1億ユーロ(約122億円)、7000万ユーロ(約85億円)と見られている。2人の強奪が実現するとなると1億7000万ユーロ(約207億円)もの大金が動くことになるが、果たして2017年最初の大きな移籍の噂は現実のものとなるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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