ビッグチャンスが訪れたのは後半21分

　後半も押し込まれていた関東一にビッグチャンスが訪れたのは同21分だった。交代出場のFW重田快が左サイドからドリブルでカットインし、相手に倒されてPKの判定。これをキャプテンのMF冨山大輔がゴール右に蹴り込み、1-0と先制ゴールを挙げた。

　ビハインドを背負った野洲は猛攻を見せたものの、関東一の粘り強い守備も光り、このままゴールを決めることができずにタイムアップ。関東一が1－0で初出場での初勝利を飾り、年明け1月2日の2回戦への進出を決めた。

　勝利した関東一の小野貴裕監督は「せっかくの開幕戦で東京開催。本来ならもっといいサッカーを見せなければいけなかったが、内容はあまり良くなかった。都大会決勝で対戦の成立や国学院久我山に鍛えられた。2回戦はもう少し力を抜いて、良い試合をしたい」と試合を振り返り、上位進出へ向けて意気込んだ。

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フットボールゾーンウェブ編集部●文　text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images