浦和、ACL韓国アウェー戦で1-2逆転負け カンテ先制弾も後半2失点…スコルジャ監督は退席処分

浦和が浦項に1-2で敗戦【写真:Getty Images】
浦和が浦項に1-2で敗戦【写真:Getty Images】

グループステージ第4戦で浦項スティーラーズ(韓国)と対戦

 浦和レッズは11月8日にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージ第4戦で、敵地に乗り込んで浦項スティーラーズ(韓国)と対戦。FWホセ・カンテのゴールで先制するも後半に逆転され1-2で敗れた。

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 浦和は前半3試合を終えて1勝1分1敗の勝ち点4で2位に並んでいる。3連勝で首位に立つ浦項との一戦は、大会が拡大され東地区は4チームずつ5グループに分かれてのグループステージとなり、首位チームは無条件で突破するものの各組の2位チームは合計5チームのうち上位3チームのみが突破するレギュレーションの中ではアウェーとはいえ勝利が欲しいゲームになった。

 両チームとも先週末に国内カップ戦の決勝を戦い、メンバーを入れ替えてのゲームになった。浦和はタイ代表MFエカニット・パンヤが今夏の期限付き移籍による加入から初スタメン。DF酒井宏樹の右膝手術による離脱が発表された右サイドバックはDF明本孝浩が入った。

 序盤から積極的なシュートへの姿勢を見せた浦和はカンテが得意のミドルを放つ場面を作った。ここ最近のゲームではボールを保持しながら相手の守備ブロックを崩せない試合が続いたが、この日は前線から流動的に中盤に降りる選手と背後に抜ける選手を組み合わせたことで、構えられたところに突っ込んでいく悪い状態にはならなかった。

 そうした中で前半36分、自陣左サイドでボールを奪うとMF小泉佳穂が相手を背負いながらボールをキープ。その間にDF荻原拓也やエカニットが背後に飛び出し、小泉からのパスがエカニットへ。相手を引き付けて出したエカニットのパスがカンテに通ると、左足シュートが相手GKの届かない素晴らしいコースに決まった。浦和は敵地で1-0のリードを奪ってハーフタイムへ突入した。

 後半に入ると浦項がFWゼカを投入し、全体にゾーンを高くしてハイプレスの姿勢を強めた。浦和は前半のようにボールを進められずに難しい時間帯を迎え、相手のクロスに対応したDFマリウス・ホイブラーテンの右腕にボールがヒット。ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入でオンフィールドレビューが実施され、浦項にPKが与えられた。これをゼカに決められ、浦和は後半21分に1-1の同点に追いつかれてしまった。

 浦和のマチェイ・スコルジャ監督はこのタイミングで、足をつる場面もあったエカニットとMF安居海渡に代え、FW髙橋利樹とFWブライアン・リンセンを送り込んだ。しかし浦和は後半27分、中盤でカウンターを阻止しようとした明本のタックルに当初はイエローカードが出たが、VARの介入でオンフィールドレビューが実施された末にレッドカードへ判定が変更。敵地で10人になってしまった。

 浦和は苦しい展開を耐えていたが、後半アディショナルタイムに左サイドから切り込まれ、中央へのクロスをGK西川周作が弾いたところをFWキム・インソンに押し込まれて万事休す。さらに残り時間でベンチのスコルジャ監督にもレッドカードが提示されてしまった。1-2で敗れた浦和は4試合を終えて勝ち点4となり浦項を逆転しての首位突破は消滅。残り2試合を連勝して2位の中で上位に入って突破する可能性に賭ける状況になった。

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