「ここからまたスタート」と思いを新たに

　中村は個人タイトルを受賞したものの、念願のチームタイトルは逃しており、「たくさんの期待に応えられなかった悔しさは今もなお残っています」と悔しさを露わにしている。そして、「壇上で表彰されている鹿島や浦和の選手たちを見て、来年はタイトルを取って全員でこの舞台に戻ってきたいと改めて思いました」と雪辱を期す。

　36歳にしてなお、川崎の大黒柱はさらなる高みを目指してやまない。「また明日から頑張りたい」と若手のように貪欲な姿勢を見せ、「ここからまたスタート」と思いを新たにしている。

「これまでの人生で1番大きいそして素晴らしい賞を頂きましたが、ここからまたスタートです。この賞に恥じぬよう、年齢は関係なく、もっともっといい選手、子ども達から憧れられる選手になれるように、また明日からの練習頑張りたいと思います」

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文　text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images