バルサ時代の久保を知る育成責任者、ソシエダ移籍での成長を評価「水を得た魚のよう」「適切な場所を見つけた」
ジョアン・ビラ氏は久保を高く評価
スペイン1部レアル・ソシエダは現地時間11月4日、ラ・リーガ第12節でFCバルセロナと対戦する。日本代表MF久保建英にとっては下部組織時代を過ごした“古巣”との一戦になるなか、スペイン紙「AS」は久保の才能を見出した人物の1人を直撃している。
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久保はソシエダ所属2年目の今季、ラ・リーガで10試合5ゴールと突出したパフォーマンスを披露。9月の5試合では4ゴールを叩き出し、ラ・リーガの9月月間MVPを受賞した。スペインを席巻する活躍ぶりから、早くも来季に向けた去就に注目が集まっている。
そのなかで、11月4日のラ・リーガ12節は“古巣”バルセロナとの対戦になるが、スペイン紙「AS」はバルセロナの育成のメソッド部門責任者を務めた経験を持ち、久保の才能を見出した1人であるジョアン・ビラ氏を直撃。久保に関して訊いている。
ビラ氏は、「久保はなぜレアル・マドリードで成功しなかったのか」との問いには、「唯一の真実は、レアル・マドリードのトップチームではプレーできなかったということ。他クラブにレンタル移籍している」と回答。そのうえで、現在所属するソシエダが久保にとっては適した場所だとの見解を示している。
「タケの長所はインテリジェンス。クオリティーの高い技術、精度の高い左足。爆発力、スピードもあって、しかもゲームをよく理解している。彼はイマノル(・アルグアシル監督)という適切な場所を見つけたんだ。残留争いをするチームにいたが、今は違う。ソシエダは真面目かつ組織的で、いいチームメイトたちがいる。彼は水を得た魚のようだ。大きく成長した。攻撃的なサッカーをするし、環境もいい。正直、(周囲が)タケのことを知れば、もっと良くなるはずだ」
久保の才能を見出したビラ氏の目から見ても、今の久保は充実しているように映っているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)