浦和GK西川がスーパーセーブ ルヴァン杯決勝、絶体絶命ピンチでPKストップ

浦和の西川周作【写真:徳原隆元】
浦和の西川周作【写真:徳原隆元】

国立競技場で福岡と対戦

 絶体絶命のピンチを37歳の守護神が救った。11月4日に行われたルヴァンカップ決勝で、通算3度目の優勝を目指す浦和レッズは、クラブ史上初のタイトルを目指すアビスパ福岡と対戦。前半で2失点を喫した浦和は、後半10分にも福岡の攻撃に対応が後手となり、エリア内のファウルでPKを与えてしまう。

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 DFドウグラス・グローリがエリア内右サイドから中にボールを運ぶ。対応したDFマリウス・ホイブラーテンがライン際で対応していたが、エリア内に入られたところで倒してしまう。中村太主審はPKを宣告。VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)チェック後も判定は変わらず、福岡にPKが与えられた。

 3点差が付くと逆転はかなり難しい状況になるなか、浦和の命運はGK西川周作に託された。福岡はFW山岸裕也がキッカーを務めることに。山岸がゴール左側に蹴ったボールに対して、西川は完全に読み切ってボールをキャッチ。2次攻撃も許さない完ぺきな対応を見せて、絶体絶命のピンチを救った。

 ベテラン守護神のスーパーセーブで3度目のリーグ杯優勝への望みをつないだ浦和。後半22分には、同16分に途中出場したばかりのMF明本考浩が1点を返したが、守護神のビッグセーブは逆転優勝への布石となるだろうか。

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