福岡は「弱点を見つけるのが難しい」 浦和DF酒井がルヴァン杯決勝の展開を予言「打ち合いのような試合にはならない」

浦和でプレーする酒井宏樹【写真:徳原隆元】
浦和でプレーする酒井宏樹【写真:徳原隆元】

浦和は通算3回目の優勝を目指す

 浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督とDF酒井宏樹は11月3日、ルヴァンカップ決勝の前日会見に出席。酒井は「浦和レッズとして多くのタイトルを獲って、目の前の試合にすべて勝つという責任感でプレーしている」と力強く話した。

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 浦和は今季、J1リーグでは残り3節でわずかに優勝の可能性を残し、決勝のみ今年に入って行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)2022年大会を制覇。秋春制に切り替わった23-24シーズンの戦いも続けている。すでに今季の公式戦は50試合を戦った。それでも、スコルジャ監督は「特別な試合に向け、今シーズンかなり連戦が続くなかで1週間の準備期間があり、幸運だった」と笑みを浮かべた。

 しかし、対戦相手の福岡とは5月のリーグ戦で0-0の引き分け。指揮官は「ゲームプランを用意していて立ち上がりからゲームをコントロールしたいが、非常にまとまっていてタフなアビスパとの対戦なので難しくなると思う。今シーズンの後半戦のアビスパを見れば、決勝を戦うのにこれ以上タフな相手はなかっただろう。シーズンを通じて成長し続けたチームだと思うし、ウィークポイントを探すのは難しい。福岡はシーズンのスタート当初は非常に守備的なチームだったが、今は攻撃の割合が増えている。守備から攻撃への切り替えで、前線の非常に能力の高い選手を使ってくるのでゲームコントロールがしづらいと思う」と、福岡について話す。

 その5月の試合を欠場していた酒井は「僕自身は初めて戦う相手なので楽しみです」としつつ、「雰囲気はいいと思うし、決勝という舞台はサッカー選手としてこのうえないと思う。自分たちのベストを尽くせるように。多くのサポーターが来ると信じているので、浦和レッズのサポーターに笑顔で帰ってもらえるように責任あるプレーをしたい。弱点を見つけるのが本当に難しいチーム。打ち合いのような試合にはならないと思う」と話した。

 そのうえで酒井は「浦和レッズとして多くのタイトルを獲って、目の前の試合にすべて勝つという責任感でプレーしている」と、タイトルマッチへの思いを語った。

 スコルジャ監督は「この試合に向けて何か特別なことを用意するより、ここまで作り上げてきたものの最もいいものを見せたい。ただもちろん、相手を分析して毎試合プランを立てているし、それを考えればこの前の試合から変える部分はある。非常に興味深いチャレンジが待っている」と決勝について語る。負傷者も多いが、その選手起用も含めて采配もポイントになりそうだ。

 浦和はクラブ初タイトルが2003年、前名称のヤマザキナビスコカップだった。それから20年が経つ節目であり、その間に改装された国立競技場で3回目の優勝を狙う。Jリーグからチケット完売のリリースもあり、浦和サポーターがスタジアムの多くを占めそうな会場の雰囲気も含めて注目される。

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