今季は公式戦12試合に出場

　イングランド1部アーセナルの日本代表DF冨安健洋は今季、右サイドバック（SB）、左SB、センターバック（CB）での起用に応えてユーティリティー性を発揮。英メディア「TBR Football」は「プレーさえできれば、彼以上に信頼できるDFはほとんどいない」と高く評価している。

　アーセナル所属3シーズン目を迎えた冨安は今季、ここまで公式戦12試合に出場して1ゴールを記録している。10月24日のUEFAチャンピオンズリーグ（CL）グループステージ第3節セビージャ戦（2-1）で左SBとしてフル出場。続く28日のプレミアリーグ第10節シェフィールド・ユナイテッド戦（5-0）はイングランド代表DFベン・ホワイトに代わって右SBで途中出場した。9月27日のカラバオ・カップ3回戦ブレントフォード戦（1-0）ではCBで出場と最終ラインの全ポジションに入っている。

　記事では、冨安に関して「冨安は今季すでに4バックのポジションすべてでプレーし、信じられないような活躍を見せている。ミケル・アルテタ監督に毎試合数多くの選択肢を与え、どこでプレーしても結果を出す能力を持っている」と言及。そのうえで、健康さえキープできれば“ワールドクラス”との評価を与えている。

「最終ラインをどこでもハイレベルにこなせる選手は世界でもそうはいない。冨安もその1人だ。アーセナルに移籍して以来、何度も怪我に悩まされてきたが、コンディションに問題がなくプレーさえできれば、彼以上に信頼できるDFはほとんどいない」

　怪我に苦しむ時期もあった冨安だが、健康をキープして本来の実力を遺憾なく発揮しつつある。

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