天皇杯決勝の「元日」開催、3年連続“前倒し”に海外注目 「もうない?」「クラブにとっては救い」

天皇杯決勝の元日開催前倒しに海外注目(写真はイメージです)【写真:Getty Images】
天皇杯決勝の元日開催前倒しに海外注目(写真はイメージです)【写真:Getty Images】

21年度は12月、22年度は10月、23年度は12月に開催

 2023年度の天皇杯は、今年の12月9日に決勝戦が行われる。3年連続で元日開催は回避となったなか、台湾メディア「運動視界」は「元旦=サッカー天皇杯はもうない?」と取り上げている。

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 正月の風物詩として、ほぼ毎年、サッカーの天皇杯決勝は元日に開催されてきた。しかし、2020年には鹿島アントラーズが天皇杯決勝を戦ったあと、わずか6日間しかオフを取れずに再始動。元日まで戦うと、選手にとって名誉なことである一方、十分な休養を取れないという課題があった。

 元日開催の決勝は2020年度の第100回大会が最後で、21年度は12月19日、22年度は10月16日に実施。23年度は、来年1月から2月にかけてカタールでアジアカップが行われることを踏まえ、12月9日に国立競技場で開催されることが決まっている。

 台湾メディア「運動視界」は「元旦=サッカー天皇杯はもうない?」と見出しを打ち、「日本では元旦午後に天皇杯決勝を観戦するのが国民的風習だが、3年連続で前倒しされた」と取り上げている。

「JFA理事会がAFCチャンピオンズリーグ(ACL)、クラブワールドカップ(W杯)、日本代表戦のレギュレーションを踏まえ、『天皇杯決勝は1月1日に行わなければならない』というルールをなくしたのは2013年。14年と18年にはアジアカップ、22年はワールドカップで前倒しされ、今年もアジアカップで再び前倒しになった。このルールが消えたことは、例年12月上旬にJリーグが終了し、チームは1か月近くオフを取って集合し、天皇杯終了後に再び休暇に入らなければいけないため、チーム運営が難しくなっていた決勝に出場するクラブにとっては救いだった」

 24年の元日には日本代表がタイ代表と国際親善試合を行うが、今後サッカー界の元日はどのように推移していくだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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