ブライトン三笘の卓越した「ボールキャリー力」に脚光 スターを抑えてプレミアトップの数値とは?

ブライトンで活躍する三笘薫【写真:Getty Images】
ブライトンで活躍する三笘薫【写真:Getty Images】

ブライトン公式サイトが三笘を特集

 イングランド1部ブライトンで活躍する日本代表MF三笘薫が持つ、プレミアリーグでも屈指の「ボールキャリー力」がスタッツで証明されている。クラブ公式サイトが特集している。

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 三笘は2021年にJ1川崎フロンターレからブライトンへ完全移籍。1年目はベルギー1部ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズへ期限付き移籍して経験を積み、2年目となる2022-23シーズンにプレミアリーグデビューを飾った。昨季は公式戦41試合で10得点7アシスト、UEFAヨーロッパリーグ(EL)にも参戦している今季はここまで12試合で3得点4アシストを記録している。

 ブライトンの公式サイトは三笘の1年目の活躍について「17-18シーズンのパスカル・グロス以来、間違いなく最高のルーキー・キャンペーン」と伝えている。プレミアリーグでの7得点は岡崎慎司(シント=トロイデン)と香川真司(セレッソ大阪)を抜き、日本人選手のシーズン最多得点記録を更新するもので、チーム内でもアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスター(リバプール)に次ぐ得点源として活躍した。

 ゴールに関してはその数だけでなく重要性の大きさや、ヘディングでも2得点を決めるなど、フィニッシュのバリエーションの豊かさにもスポットライトが当てられている。そのうえで、「三笘の強みはボールキャリーだ」と、ボールを前に運ぶ力がリーグ屈指のであると紹介されていた。

 昨年10月のロベルト・デ・ゼルビ監督就任以降のデータで、トップ選手と比較したデータ(900分以上プレーしたウイングの選手が対象)がそれを証明している。

 直接のテイクオン(ボールを持った状態で相手を抜こうとするプレー)の数は188回でリーグ最多。さらに相手ボックス内でのテイクオンの数は36回で、マンチェスター・ユナイテッドのイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォード(44回)、リバプールのエジプト代表FWモハメド・サラー(42回)に次ぐリーグ3位だった。

 テイクオンからのシュート(ブロックされたものは除く)とキーパスを合わせた数は15回で、これもリーグ最多だったという。相手DFを抜き去る、あるいはかわしてからチャンスへとつなげるプレーの頻度とクオリティーの高さはプレミアリーグでも屈指だと言って過言ではないだろう。

 そして三笘は10ヤード(約9.144メートル)以上のキャリーでブライトンの14.3%を占めており、この割合はリーグでも3番目の大きさだという。また、三笘の平均キャリーは7.2ヤード(約6.583メートル)で、リーグ7番目の長さだという。

 その他にも昨季は相手ボックス内でのボールタッチ数177回(チーム内1位)、ドリブル成功58回(1位タイ)、シュートにつながるドリブル19回(1位)、ペナルティーエリア内へのキャリー85回(1位)、プログレッシブパス(前進のパス)を受けた回数261回(2位)などの三笘はさまざまな攻撃分野で際立った数字を残していた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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