本田が次節ナポリ戦で先発落ちの可能性が浮上 伊紙が報じる

 

「本田はボナベントゥーラにポストを明け渡すリスクがある」

 ACミランの日本代表FW本田圭佑が14日のホーム、ナポリ戦で先発落ちする可能性が浮上した。イタリア地元紙コリエレ・デロ・スポルトが「ミランはトーレスを信じている。彼を信頼して、活躍させるオペレーション」との見出しで報じている。

 今季チェルシーから期限付き移籍で加入後、公式戦1得点と不振を極めるFWフェルナンド・トーレスだが、シルビオ・ベルルスコーニ会長は寵愛しており、スペイン人FWがナポリ戦で先発し、ミランの攻撃の中心としてプレーすることを熱望しているという。

 ベルルスコーニ会長は最終的なアドバイスをするために、次女のバルバラCEOやアドリアーノ・ガリアーニCEOとともに恒例のミラネッロ訪問を予定。記事では、インザーギ監督が定番の4-3-3システムから、会長が気に入っている4-2-3-1に変える可能性があることを伝えている。

 この場合、ボランチは腓骨骨折のリハビリから復帰した主将のイタリア代表MFリカルド・モントリーボ、オランダ代表MFナイジェル・デヨング、ガーナ代表MFサリー・ムンタリ、同ミカエル・エッシェンの4人から2選手を選択するとされている。

 1トップはトーレスとなり、攻撃的MFは右から本田、ジェレミー・メネズ、ステファン・エルシャラウィのトリオが有力視される一方で、同紙は「本田はボナベントゥーラにポストを明け渡すリスクがある」と分析している。本田は前節のジェノア戦前に発熱。先発したものの得点に絡むことができなかった。地元メディアからはチーム最低の評価を受けており、MFジャコモ・ボナベントゥーラが代わりに先発する可能性も浮上しているようだ。

 7試合でゴールから遠ざかっている本田は来年1月からアジア杯(オーストラリア)でチームを離れる見通し。その前に結果を積み上げ、チームにおける地位を再度、盤石なものにしておきたいところだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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