“決勝の相手”鹿島を分析するジダン監督 「チーム全体を見た」が「細かく分析したい」と宣言

レアルがクラブ・アメリカに2-0と勝利し、鹿島とのクラブW杯決勝に進出

 レアル・マドリードを率いるジネディーヌ・ジダン監督は決勝の相手、鹿島アントラーズの選手の特長をまだ知らない――。15日に行われたFIFAクラブワールドカップ(クラブW杯)準決勝クラブ・アメリカ(メキシコ)戦を2-0の勝利で終えたフランス人指揮官は、試合後の会見で鹿島の印象について聞かれて「特にどのプレーヤーではなく、チーム全体を見た」と答えている。

 この日のレアルはスペインからの長距離移動後、まだ数日ということもあってか、パワーをセーブ気味に試合を進めた。それでも前半アディショナルタイムに、MFトニ・クロースのスルーパスを受けたFWカリム・ベンゼマが先制ゴール。後半アディショナルタイムには、MFハメス・ロドリゲスのスルーパスに抜け出したFWクリスティアーノ・ロナウドが冷静に相手GKとの1対1を制して試合を決定づけた。

 「自分たちはファイナルを目指し、それを成し遂げた。前半はリズムを作れず難しかったし、ピッチも硬かった」と、本拠地サンチャゴ・ベルナベウとのピッチの違いに戸惑ったことを明かしたが、「後半はチャンスも作り、良かった。クリスティアーノもゴールを決めてくれて満足だ」と、エースにゴールが生まれたことに安堵している。

 日本開催ということもあり、にわかに注目が集まっているのは決勝戦の相手となる鹿島だ。アジア勢で初となる決勝進出を果たした鹿島について、ジダン監督は報道陣から「アトレチコ・ナシオナルとの準決勝を見たか?」と問われると「自分たちは試合をいつも見ている。常に対戦の可能性があるのですべて見ている」とチェックしていると認めた。

 

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