11か月ぶり復帰の南野拓実、モナコの活躍を日本代表にどう“還元”? 自ら分析した3つの要素「大事にしている」
南野がカタールW杯以来となる代表復帰「誇らしいこと」
日本代表は10月10日、国内で国際親善試合2試合に向けて全体トレーニングを実施した。トレーニング後にMF南野拓実が囲み取材に対応。カタール・ワールドカップ(W杯)以来となる代表復帰となるなか、今季フランス1部ASモナコで披露する飛躍的なパフォーマンスをいかに代表に還元していくのかについて言及している。
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今季はリーグ・アンで早くも3ゴール3アシストを記録しており、チームを牽引する存在に。その活躍ぶりが評価され、カタールW杯以来となる復帰を果たした。トレーニング後に囲み取材に応じた南野は「久しぶりに代表のユニフォームを着てプレーすることは誇らしいことですし、いい緊張感を持って練習できた」と喜びを示しつつ、「チームでもしっかり結果を出してここに帰ってこられたという自信はある」と力強く口にした。
約11か月ぶりの代表活動となるなか、「選ばれていない間に、代表が欧州でいい結果を残したのも見ていた。選ばれるにはクラブで結果を残すことが次に繋がると考えていたので、そこに気持ちが動揺したりは全くなかった」と振り返りつつ、「(招集外に)悔しい気持ちはあった。ただ、選ばれてここに来たからにはしっかり代表のためにプレーする気持ちは変わらない」と心境を語っている。
今回はトップ下、もしくはインサイドハーフでの出場が予想されている。トップ下は南野にとって馴染み深いポジションではある一方、インサイドハーフは新たなチャレンジとなるが、南野自身はやるべきことは大きくは変わらないと考えているようだ。
「まだそこでプレーしたことはないけれど、チームでそのポジションでやっている選手の動きは見ているし、もしインサイドハーフで起用されても、トップ下のようなプレーでFWの裏のスペースに飛び込んでいけるような自分の特徴というのを出しつつ、そういう風に、チームメイトといい部分を出し合えるような関係でプレーできればいいのかなと」
モナコでは2シャドーの一角としてプレーしており、飛躍的なパフォーマンスを披露している。いかにして代表に還元するのか尋ねられると、「FWの近くにいい距離感でプレーすること、ビルドアップ時にいい形で攻撃に加わること、奪われた瞬間に誰よりも早くプレスをかけること。それは代表も大事にしていることなので」と答えた。昨季から見事な復活を遂げた南野は、再スタートとなる代表戦でどのようなプレーを見せるのか、期待が寄せられる。